2010年 01月 14日
東野圭吾 『新参者』
先月の中旬に買って第二章の途中で、「不毛地帯」に戻っちゃった。
生き馬の目を抜くかの如し商戦を読んでいたせいか、緩やか過ぎる気がしてしまって。
今日こそ映画を見に行くつもりだったんですが、寒波到来ですっごく寒くて、突風まで吹いているのでお出かけは諦め、残りを読んでしまいました。横田さんも面白かったと仰ってましたしね。
巻末の掲載誌一覧を見たら、各章の掲載に随分と間が空いてるんですね。ファンの方たちはようやく単行本にまとまったと思われているのでしょうか。
登場する刑事・加賀はシリーズ化されているんですね。警視庁から所轄に飛ばされた理由もちらりと触れられていました。この刑事が若いんでしょうに、所謂、人情派。
重要参考人のアフターケアまでしちゃう。定年間近の上司が抱える心の傷まで気配り。
平熱も低く泣ける映画でひとり泣かず冷たい奴と呼ばれたワタクシメは、故人のメッセージに泣けたと仰る横田さんって優しいのねやはり役者さんだけあって感受性も豊かでらっしゃると感心いたしました。
でも、ケーキ屋の店員さんを息子のお嫁さんと間違えるエピソードは、いいお話ですね。
なんだか甘いものが食べたくなったーの読後感に、そこー?と自分で自分にツッこんでみるのでした。
私が購入したのは「このミス1位」になる前のもの。惹句がちょっと違うような・・・。