2010年 07月 07日
ユンボとスニーカー
近づいてきたのですから、こちらも近寄って行って、カッコイイパワーショベルだねーとか話しかけるじゃないですか。
ところが、このボクチャン。私が近づくやパワーショベルから飛び降り、元来た方へ走って行ってしまったんです。逃げるように。で2-3m離れたところで振り返って可愛く仁王立ち。
以前にもお話しましたが、わたくし小さなお子さまにとって苦手顔のようなんです。
メガネのせいか。いや根本的な問題か。
すぐ近くにおばあさまが居て笑ってらっしゃいました。
で、わたくしはごめんねーびっくりさせちゃったねーとパワーショベルを男の子のすぐ側へ運んで置きました。そしたらポコポコッと戻ってちょこんと座ったんです。
慣れてくれたのかな?と、じゃおばちゃんが押してあげようと背もたれに手を掛けたんです。
そしましたらですねーこのボクチャン。小さな声でひぃーひぃーと泣きそうな声出しちゃったんです。
側にいらしたおばあさまはその間ずっと「すみませんー。」と仰って下さっていました。
ぐすっ いいんですいいんです ・・・。
さて。猛暑のお外仕事が終わって帰宅すると、家の前に宅配の車。宅配便のお兄さんが玄関に近づくのが見えたので、走って「すみませーん!只今帰宅いたしましたー」。
どうやら妹が発注した品が配達されたもよう。何だったかしら?
「☆☆さんから・・・靴ですね。ご指定より早くにすみません。お隣りへの荷物があったものですから。」
もしかして、ニュースで伝えられている統合による遅配問題を懸念した発送元が業者を変更でもして荷物が殺到して、たいへんなのかしら。
玄関を開けようと鍵を探しながら私、
ああ、 シュニーカー ですねー。
シュニーカー??
真面目そうでさわやかなお兄さんも思わず笑ってしまわれました。
ああもう疲れて日本語もダメになっちゃったわー
いや、そこ噛んだの初めて。
さてこのお兄さん、私が代金を揃えている間、玄関に妹が脱いだままのスニーカーを見るなり
「これはスプリングコートですね!」。
確かそう言ってました。有名なんですか?
「自分もスニーカーが好きで集めてますが、これはまだ持ってなくて。発売当初のクラシカルな工程を守っているんですよー」
なんかジョン・レノンが愛用してたとか言ってました。
「そうなんです!」
妹が聞いたら歓びます。周りには知らない人ばかりみたいで。
そして爽やか青年は颯爽と仕事に戻って行かれました。
ほ。お子さまとは巧くコミュニケーション取れませんでしたが
お兄さんとは楽しい会話ができて、嬉しく一日が締めくくれましたよん。
そしてイメルダへ、じゃない、妹へスニーカー入荷とメール。
「スニーカーじゃないよ。モカシンだよ。開けてみてー。」
確かに。