桜色の雑記帳

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映画 『SP 野望編』

d0109373_21274386.jpg本編前の予告編で『ノルウェイの森』が流れて、「悲しみを悲しみ抜いて、そこから何かを学び取ることしかできない」というワタナベのモノローグを聞いたらそれだけで涙が出て、その後すぐに東京が俯瞰で捉えられた場面から『SP』が始まっても、あれ?なんの映画が始まるんだっけなんて気もそぞろになってしまいました。

全回ではありませんがTVシリーズも見ていたので、行ってみました。
連続ドラマにしてはスリルある展開で、派手さもあって。
出演者も魅力的で、なにより真木よう子さんという逸材だけでも充分面白く見られました。
特に犯人が既存の犯罪ドラマでは見られない、異様さや危険な風貌がきっちり出せる俳優さんばかりだったのがよかったんです
日本のSPの警護規定など分かりませんが、いくら警護が任務にしても拳銃携帯してるならさっさと撃っちゃえばーとか、そのパイプ椅子投げちゃえばいいのにとかツッコみどころも結構ありましたけど。
日本の警察は滅多に銃撃しないから、町中でバンバン撃ちまくっているドラマに比べたらリアリティーは大事にされていたのかしら。

スクリーンに「episode Ⅴ」と出て、まずTV版ありき。
TV版での西島理事官自殺の裏を追う公安の活動は面白かったです。民間に潜入してスパイみたい。

映画は、最終回で堤さん演じる尾形がなにか企んでいそうな謎の部分に少し踏みこんでいる程度で終わっています。
首謀者はどうやら、香川照之さん演じる与党幹事長・伊達。
地方の応援演説で毎回同じジョークで笑わせる政治家を皮肉った場面は、伊達という人物が端的に示されて面白かったです。
伊達歩さん演じる警護課理事官・梶山
平岳大さん(気品があってセリフも少ないながら圧倒的存在感)演じる防衛大臣秘書官・滝川
波岡一喜さん演じる(このメンバーにはちょっと若すぎる感じ)外務省国際テロ対策協力室主任・安斉も共謀者。

この連中に尾形も関係していたわけです。ちょっと不本意そうで複雑な立場であるところは堤さん流石に巧く演じています。
尾形としては、詰め腹を切らされた格好で無念の死を遂げたらしい亡き父親の復讐が動機となっているようす。
で、同じく麻田首相のせいで両親を失うことになった井上を引き入れようとするんですね。
この井上も麻田を警護する側のSPになってる。両親の無念の死に井上自身どう蹴りを付けているのかは明らかにされていないので謎のまま。
全ては続編見ないと分かんない出来になってました。
ここまでしか描けないのでは97分が限界なんでしょうね。劇場版である必要はあったのかしら。
官房長官警護にいくら一刻も早く官邸に着きたがっているからって応援要請なぜしない?とか、閣僚の自宅警護は自衛隊の役目でしょうが全然場所知らないの?とツッコんでる間に「見えるか?」と井上の超能力を当然のように利用してるのには・・・??。
車の上走り続けないでそろそろ車道脇走れば?そう何台もバイク走ってないよとか、延々追っかけて時間取ったのに主題である幹事長絡みの陰謀と無関係とは単なるアクション見せるためだけ?とツッコみどころも満載でした。
折角のパッケージのよさも、詰めの甘さで台無しになるのに・・・。
真木さんのアクションはきれいなのでもっと見たかったかな。
改札飛び越えちゃってカッコいい。
堤さんのアクションも相変わらずないのは勿体ない。

折しも北朝鮮が韓国に砲撃したというニュースがあった今日。
劇中に尾形が、北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射したので官僚に召集がかかったと部下に連絡するという、実際の事件を引用したセリフは、妙にリアルに響きました。

映画館のせいなのでしょうが、しばらくは音響が悪くて耳障りでした。

d0109373_17444898.jpgその後は、ちょっとお買いもの。MUJIが10%off なもので。
サイズが無くて町外れのお店まで行きました。
お夕飯は同じ敷地内にあるバーミヤン。












d0109373_17452680.jpg新橋演舞場に『信長』を観に行った時、当時首相だった小泉氏が観劇するというので劇場前にSPがいっぱい居たんですが、既然とした佇まいがかっこよかった。
外見は神尾佑さんが近い感じ。
最初の犯人役丸山智己さんもSPっぽいなんてお喋りしつつ。

『ロビンフッド』の予告編もまた流れましたが、
やっぱり剣を弓に持ち替えたマキシマムにしか見えない(苦笑)

by august22moon | 2010-11-24 01:12 | 映画 | Comments(0)

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