出会った本、映画の感想。日々のこと。

by august22

「みんなでいっしょにこの天上の」

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「つめたいゼラチンの霧もあるし 桃いろに燃える電気菓子もある
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d0109373_22255964.jpgまたはひまつの緑茶をつけたカステーラや
なめらかでやにっこい緑や茶いろの蛇紋岩















d0109373_2227032.jpgむかし風の金米糖でも
waveliteの牛酪でも
またこめつがは青いザラメでできてゐて















d0109373_22295991.jpgさきにはみんな
大きな乾葡萄(レザン)がついてゐる
















d0109373_22394895.jpgみやまうゐきゃうの香料から
蜜やさまざまのエッセンス
そこには碧眼の蜂も顫える



















d0109373_22345681.jpgさうしてどうだ
風が吹くと 風が吹くと
















d0109373_22331031.jpg傾斜になったいちめんの釣鐘草(ブリューベル)の花に
かがやかに かがやかに
またうつくしく露がきらめき


















d0109373_23033100.jpgわたくしもどこかへ行ってしまひさうになる
















d0109373_22283218.jpg 蒼く湛えるイーハトーボのこどもたち
















d0109373_2241738.jpgみんなでいっしょにこの天上の 飾られた食卓に着かうではないか
















たのしく燃えてこの聖餐をとらうではないか・・・」

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d0109373_2245127.jpgタイトルと文 : 宮沢賢治「山の晨明に関する童話風の構想」
by august22moon | 2012-04-29 23:49 | 季節 | Comments(0)