2012年 08月 08日
C・ノーラン監督作 『ダークナイト ライジング』
面白かったです。
ハンス・ジマーの曲がまた良かったです。重厚で壮大なストーリーに合ってました。
新たなる敵のベインが、トム・ハーディーって、あのトム・ハーディー?なんて直ぐに判んないですよ。
あのマスクだし。眉で辛うじてって感じ。
時間の関係で吹き替え版を見ました。
ちょっと迷ったんですが、3時間の長さですから吹き替えのほうが映像に集中できていいかなと。
スタジアムの破壊場面は実際にエキストラ入れて実際にグラウンド爆破したらしいですし、飛行機場面も暴動場面も実写に拘った創りは、CGでは伝わらない迫力がありました。
お金も時間も掛っていそうな都会の破壊場面ばかりでなく、ベインが嘗て幽閉されていた奈落の場面も、まるで古代史劇の一場面を思わせるカットもあって、映像自体がダイナミックで楽しかったです。
脚本にも関わったノーラン監督は、ディケンズの「二都物語」をベースにしたとのこと。
親子関係も盛り込まれることで、悪役もただ凶暴なだけではなくその情念を描いて、訴えるものが出ました。
新キャストも、アン・ハサウエイのキャットウーマンがカッコイイですこと。
完璧ボディーのミッシェル・ファイファーに負けない、かっこよさでした。
警官役のジョゼフ・ゴードン=レビットも正義感のなかに冷静さを伴った役柄がお似合い。
その沈着冷静な視線を伏線として巧く匂わせていました。
いや、それにしても、ほんっとトム・ハーディー、いろんな役やりすぎ(笑)
そうゆう面白さはありましたが、ダークナイトの敵としてのインパクトは前作ジョーカーには及ばないところが、難点でした。
勿論ウェインを陥れる策を講じていて難敵ではあるけれど、ただ腕力強いだけが印象に残ってしまう。
ヒース・レジャーのジョーカーの後ではなんにせよ不利ですけれど。
テンポもよく、2時間50分は必要であろう内容で、長く感じませんでした。
クリスチャン・ベールのバットマンは最後かもしれませんが、含みのあるラストにニヤリです。
なんだか期待しちゃうじゃないですか、なラストでした。
ロビンにびっくりです。ロビン似合いそう。絶対似合います!
でもなんで、
今日は曇って昼間も比較的涼しい日でしたので、思い切って徒歩で隣町の映画館へ。
夜風も心地よいせいか、家族連れで歩いているひとが多かったです。
こんな日が続くといいんですけどね。