2014年 09月 28日
大友啓史監督作 『るろうに剣心 伝説の最期編』
志々雄の戦艦の浦賀への現れ方が、『龍馬伝』での黒船の現れ方と同じでしたね。
巨大さを表すには効果的ではあります。
上映後、原作既読の観客の方が「こんな難しい話しだっけ?」と言ってるのが耳に入りました。
単に巷を騒がす凶悪犯ではなく、国を脅かす力をどこぞで身に付けてしまったテロリスト相手ですから、ファンタジーに傾向しないようにということなのでしょう。
原作はもっと単純明快な活劇なのでしょうか。
各剣客の得意技も知らないのですが、いろいろ凝った殺陣で面白かったです。
超人的な動きを、ワイヤーやCGを感じさせず生身でやり切っている感じがこの作品の醍醐味ですね。
みなさん速い速い
1作目を見たの時友達に、なんすかあれと言ったら、ああゆう技だ必殺技なんだと諌められた藤田の得意技も1作目のように唐突に不自然な動きにならずよかったです。
「スターウォーズ」のエピソード5のように、奥義習得の修行場面が描かれます。
これが冗長との感想も目にしましたが、まあ重要といえば重要なのであれくらいの時間は必要となるのでしょうね。
世捨て人のように生きる仙人のような、田中泯さんのような風貌だと尤もな印象になると思いますが、原作ビジュアルがああなのかな?
タケル君もより剣心が沁み込んできていて、最後の表情も穏やかでとてもよかったのですが
なんといっても伊勢谷さん。かっこいいですこと。
立ち姿だけで絵になって。
衣裳もお似合い。
ソードアクションで長いコートの裾の動くのまでも美しい。
テーマ曲がとてもよくて。
エンディング曲は1作目が凄くよかったと思うので、同じ曲でもよかったのに。