2015年 04月 05日
「春風の荷物」
国1沿いの桜は、昨日の春の嵐にもまだ残っていました。
まあ、記録しておくほど大したことではないのですが、なんとなく残しておいたほうがいいかなとも思うし。後で冷静に振り返ることができたので、気楽に書いたほうがさらに気に病むこともなくなるだろうし、という決心で書くのですが・・・って大袈裟に前置きするほどのことでもないのですが。
1号線を宮島東交差点で左折する頃だったと思うのですが、その頃から物凄い不安感に襲われ始めまして。若い頃などは度々そうゆう感覚に陥ったのですが1分もすれば治まっていました。動悸というのではなく感覚的。胸苦しい。それが富士見大通りを走っている10分ほどの間続きまして。CDの明るい音楽もまったく耳に入らなくなって。バッグに提げていた伊勢神宮の外宮のお守り(勾玉型でカウベルのような鈴が可愛いのです)を握りしめていれば落ち着くかなと思ったのですが治まらない。ポーチに入れておいた内宮のお守りを取り出して、ふたつ一緒に握るという。情けないったら。なんといっても車ですから。事故の予感かと心配してしまいました。パークホテル前の桜が見えた頃から落ち着いてきて写メ撮る余裕も出ました。左折してしばらくすると、博多ラーメン屋さんを見て、博多ラーメンでごわす、あ、それは薩摩でごわした博多じゃけん、なんて普段通りにおちゃらけることもできたのでありました・・・とさ。
さてさて無事、浅間大社に到着です。
妹の、仕事が一段落したごとに行っときたいーとの要望で。
この日はご婚礼が4組もあったそうです。お天気回復して桜もまだ残っていて良かったですねぇ
桜の馬場も初めて見られました。
拝殿前は桜吹雪。
この手水舎の辺りの桜吹雪がいちばん激しかったです。顔にも当たって、髪にもついて。
湧玉池にも桜の花びらが浮かんでいました。
カメラにグリッドライン機能があったので入れたのですが、それでも傾くんですわ
この日の夕方と翌日には、お能や雅楽などが奉納されるそうで、舞台も出来あがってきました。
ほんとうは拝見したいんですが・・・
さて、急いでおりますゆえ高速を使っての移動です。
途中の山に自然の桜が見られてそれだけでも結構楽しめていたのですが、裾野から御殿場まで5-6キロくらいでしょうか、道路沿いに桜が植えられて見事でした。
こんなに桜が植えられているなんて知りませんでした。
さて私は、小山町須走の冨士東口本宮浅間神社に行って祈願したいのであります。
空は完全に曇りになりましたが、なんとか明るいうちに参拝できました。
鳥居の前で視界の端をひらりと桜の花びらが散ったので、どこかでもう咲いているのかと思いましたら、浅間大社からずっと私の髪に付いていたのでした。
寒さは覚悟していましたが、御殿場市内では満開の桜も、社務所前の大山桜はまだ蕾。
しかもまだこんなに小さい蕾がほとんど。
開花はまだ先ですね。
さすが宮司さんがfacebookで「静岡県のチベットと評されるほど」と仰るだけあります。
さ、さらに急がねばなりません。
『ロバギター』さんに到着でーす。
間に合った~
いつものホットスパイスミルクティーとバターリーミルクティーをいただいて温まります。
そのうちに陽も完全に落ちて、窓の外が暗くなると
店内の明かりがさらに灯されました。
明るさが増して、窓ガラスに店内が映し出され、外の世界が少し離れていきました。
なんていい香り (ノ-.-)ノ フー パタパタ
優しい香りに包まれて、芯のある音楽に背筋を正され
一日の最高の締めくくりです。
ごちそうさまでした。
7時頃に一瞬覗いた月も直ぐに雲に隠れてしまって、そのまま食は見えなかったと思われ。
でこの後、夕飯難民になりまして。
漂っていたところ遭遇した『ma-n-ma』さんで、鮭ときのこのクリームパスタとエビとマッシュルームのバジル風味をサラダとコーヒー付きのパスタセットでいただきました。
タイトル : 山頭火
「街へ春風の荷物が重い」