2015年 07月 17日
ピート・トラビス監督作 『バンテージ・ポイント』 NHKBSプレミアム放映
スペインで行われた国際会議後の会見場で起ったアメリカ大統領暗殺を、会見場の広場にいた人々それぞれの視点で描いた作品。
それぞれの場面が「クリフハンガー形式」なので、最後に繋がるところは面白かったです。
以下はwikの解説。
1.レックス・ブルックスを中心とするテレビ局スタッフの視点
2.シークレット・サービス、トーマス・バーンズの視点
3.地元サラマンカの刑事、エンリケの視点
4.旅行者、ハワード・ルイスの視点
5.米大統領、ヘンリー・アシュトンの視点
6.ハビエルを中心としたテロリスト側の視点と、続けて事件の顛末
フォレスト・ウィテカー演じるアメリカ人旅行者が、テロの行動を偶然撮影していたり、SPの視線に気づいてその方角にカメラを向けたりと、重要な視点となります。
人混みの中ですれ違った少女が爆発の混乱に母親とはぐれたのを助けたり、犯人を追跡するSPを追ってテロリストをカメラに納めようと奔走したりと大活躍。
人の好い役柄が似合います。
緊迫の展開が惹きつけましたが、なんと大統領が瓜二つ(本人二役)の替え玉だったところから、急に作品の魅力が失せてしまいました。
しかし、その替え玉であることすら気付いていたテロリストたちに、拉致された大統領が反撃にでるのはやっぱりアメリカらしい。
無差別テロや自爆テロまでさせるテロリストが、目の前に立った少女を避けようとハンドルを切るとは。
まあ、人間らしさのカケラは残っていたということですね。
CMで何気にスターウォーズのキャラが使われるようになりました。
エポックメイキングとなった第一作から・・・38年!?
ものごころついた頃には既にCG・VFX映像が当たり前になっていた若いひとたちはあの衝撃は分からんでしょうねぇ。
どんな作品になっているんでしょうねぇ
初日は混むんでしょうねぇ