桜色の雑記帳

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出会った本、映画の感想。日々のこと。

ニール・バーガー監督作 『リミットレス』 wowow放映

d0109373_22171573.jpg11年公開作。
ブラッドリー・クーパー主演・制作総指揮作品で、またも自らを追い詰めてしまう男のお話し。
しかも今回はスマートドラッグという名の麻薬。
絶対止められないんでしょ?いつか副作用が来るんでしょ?と見ているとそれは突然やってくる。
意外な時に意外な副作用。
その記憶が飛ぶ瞬間や、記憶に残る場所へ戻ろうと迷走する映像表現が、斬新でとても面白かったです。

薬の作用で、脳が100%活性化してからの変化というのが、うつ状態から抜け出すのに必要な行動と同じですよね。
有酸素運動、バランスのとれた食生活、規則正しい生活(部屋の掃除!身だしなみ!)
怖いものなしで超人的に頭脳明晰になる状態は、ひとが誰でも望むもの。
記憶力。集中力。洞察力。決断力。肉体の俊敏性。
それらを得ていれば、真から自由になれるのかも。
可能性は無限。
もっとリスキーな世界へと飛翔したくなるんですが、薬が切れると一時的に記憶喪失になることが災いして、闇金への借金返済期限忘れちゃって危険が迫る。
この薬が既に数人に売られているので、在庫切れそうな人から狙われる。
上着に隠しポケット作ったのに、上着預けた弁護士にまで盗まれる。
製造主なのか買取人なのかは殺されてるのでどう補充するのか。
あれだいじょぶなんですかね。セキュリティー万全の金庫室みたいなマンションにまで迫ってきたやくざさんたちと死闘の後、売人たちの抗争だったことにしようと部屋を出るんですが、これ警察から上手く逃れられるのかしら。
後に上院選出馬の際に絶対その筋の人たちと関係があったことがバレるのに。
更に有能な弁護士雇って回避したのかな。

デ・ニーロ演じる金融業界の大物が、薬の副作用より恐い。その隙の無い大物感たるやさすが名優。
階段をずんずん上がってくる歩調なんて威圧感撒き散らしてる。
遂には薬のことも嗅ぎつけて脅してくるところなんて、ゾッとさせます。

意外なラストも、ぞぞ~
「止めた」ってほんとうか?脅しから逃れるには一番有効だけど。
副作用もない改良品製造に成功しちゃったのか?
数分後の事故を予想したり、手を当てただけで心臓疾患言い当てたりと、バージョンアップしてるけど。
転落し崩壊して終わらずに、あの晴れ晴れとした顔に恋人リンディならずとも茫然。

B・クーパーの青い宝石のような瞳が、覚醒した時にさらに硬質に輝いて異様に美しい。


映画
by august22moon | 2016-01-27 23:11 | 映画 | Comments(0)

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