2016年 04月 30日
ウィスパー
く‘4月のごはん’を頂きました。
今月は、車麩の挟み揚げ・サツマイモサラダ・ひじきのトマト煮・野菜のたまねごソース和え。
デザートはレモンシフォン。
コーヒーはいつもと豆が違うのかな?と思ったら、コロンビアベースにしてみたそうで。
おかわりコーヒーはいつものヒュッテブレンド。
サツマイモも甘さを抑えて、トマト煮でさっぱりしたひじきには、煮込まずにさっと揚げたようなお揚げ入り。
あまり好まないたまねぎソースのドレッシングもさっぱりと美味しい。
食感も楽しい車麩には挽き肉に紫蘇が混ぜ込んであって重くなりすぎません。
仄かなレモン味にカスタードクリームがかかったシフォンは、春色がきれい。
今月もとっても美味しかったです。ごちそうさまでした。
最近、無性にお団子が食べたくなっております。スーパーのでも一向構わないのですが、ご近所のスーパーったら、棚の最下段、ほぼ足元にパック入りを置いたりするもんですから買えません。
伊勢丹ならばっと向いました。
春色満載の美しさに思わず吸い込まれてから屋号に気付きまして。『笹屋伊織』さんではありませんか。
かつてまだ自宅にPCなど無い時代。弘法市目当てで東寺へ行った際に、限定の「どら焼き」を知り、法事の引き出物に選んだのでした。
それに『俵屋』さん使用のお茶葉を添えたのでしたっけ。
いつもは売り切れの生菓子がまだありましたので、豆大福と桜餅を購入。
家でお茶でも淹れて楽しめばよいものを我慢できずに、車窓の桜をお花見代わりに車内で頂いちゃうのでありました。
葉の芯まで柔らかく、甘さは抑えられて5~6個いけちゃう美味しさ。さすが品のあるお作品でございました。
お食後のミルクティーを『ロバギター』さんで。
陽が傾くとまだ肌寒い御殿場は、ミルクティーがいっそう美味しい。
そして、ここにいると決まって眠くなるのでありました。
オーナーさんの優しい話し声まで子守唄に聞こえて、あ~いかんいかんと本棚から『暮らしの手帖』のかなり昔のバックナンバーを。
福井県の若狭原発建設で来日した、アメリカの電機メーカー社員が住む社宅のインテリア特集号で、60年代後半の発売号。
アメリカの一般的な家と比べて広くない社宅をいかに狭さを感じさせず快適に工夫しているかが紹介されています。
どちらのお宅も引き戸は取り払ってワンルームにし、オリエンタルな意匠の美術品や工芸品を飾ったり家具に利用したり、暖炉を海外から取り寄せたり。絨毯から照明器具まで優雅で豪奢なインテリア。中には「長く住む家ではないので」シンプルにしていると言う奥さまもいますが、それでも充分豪華。
しかも居間だけで寝室やバスルームは写さないという、プライバシーに配慮したお品があります。
面白いのはその紹介文。
まず冒頭で人物紹介をせずに、文末でようやく「この家は、カナダの人です」。
最後にさらっと書いているのが面白いですねぇ。
浴衣のスカートへのリメイクというかの時代でも抵抗感あったであろう特集記事では、そのうちのひとつの柄に対して「あまりほめた趣味でないな、とおもっている」(!)と、失敗例とキャプションが添えられているのです。
ぜんたいに編集主幹の声が聞こえて、新鮮です。
さすが、生活案の提示テキストという使命感と責任を持って煽ることをしない筋の通った編集です。
最近まで写真も古さを貫いていた潔さになぜか惹かれた、不思議な雑誌です。
こちらまた別の日。久し振りにいただいたワッフルと、酵母スコーン。
ラズベリーカフェラテといただきました。
ベーコンがいい感じでそれはそれは美味しい!書いてて思い出したらまた食べたくなっちゃった
7周年を迎えられたこの日、きれいなお花があちこちに。
ふと窓の向こうに目をやればご近所さんの花壇にチューリップが満開。
偶然の借景で、心和む春の小窓。