桜色の雑記帳

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出会った本、映画の感想。日々のこと。

ジョエル・エドガートン監督作 『ザ・ギフト』wowow放映

d0109373_20215465.jpgこれは秀作。
あらすじを読む限りはありふれたストーカースリラーですが、少しづつ違いが出てきて、先の読めない展開に進んでいき、結末の意外性も唸らせるものがありました。

なんといっても、ゴードン役エドガートンが巧い。
サイモンには怪しい男に見せて不安をかきたて、妻のロビンには「いいひと」に見せる。
受け手側の解釈によって印象が変わる、微妙な人格を見事に表現していました。

観客にも、子供の頃から変わらぬ内向的な人物と思わせて惑わせておいて。全て、計算づく。
エレベーターまで追ってきたサイモンに、閉まりかけだドアの間から冷笑するゴードンの表情に戦慄。

徐々に夫サイモンの実態が見えてくるのは、ストーカーよりも恐怖。
この暴き加減も巧い伏線になっていました。
お品なかったもの、サイモン。

最後の「ギフト」が明かされると、改めてサイモンの目がはっきり見えるアップになるので、赤ちゃんの瞳の色はどうなんだー青なのか茶色なのかーと画面に引き込まれちゃう次第。
疑惑の後味も含めたいへん面白かったです。
これこそ、「イヤミス」。


それにしても。壁一面窓の家って、陽光たっぷり入って庭木も見えて開放的ですけれど、プライバシー丸見えなうえに、居留守使えなくて困りものですね。




映画

by august22moon | 2017-06-21 23:00 | 映画 | Comments(0)

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