ロン・ハワード監督作『EIGHT DAYS A WEEK』wowow放映

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快晴の青空の下でタラップに立つ4人の姿も、サブタイトルの「The touring years」に合っていますが、作品を見終わってみると、日本版ポスターの浅井慎平氏の写真のほうが相応しいと思えます。

多くは以前に見た映像でしたが、それでもこの鮮明さは無かったので、こんなにきれいな映像が見られる日が来たことに、ただただ驚きです。

未見の映像では、ジョンの「キリストよりポピュラー」発言の謝罪の動画。
観客席の人種差別に抗議した発言の動画。
これらは文字情報でしか知らなかったので。

今作はいかにビートルズが生まれ、いかに分裂していったかを探るのではなく、いったいあの熱狂はなんだったのかを探っていくものなので、彼らの亀裂の欠片も感じません。
アップルビル屋上のライブの後も、ジョンの「オーディションに受かったかな?」や、ポールの「ありがとう、モー(モーリーン・コックス)」は入っておらず、ただ楽しそうな笑顔が印象的なラストになっています。
私が初めてこの映像を見た時は、4人の表情は醒めてしまっているように見えた記憶があります。

一気に世界中を熱狂させた4人は、当初はさすがに戸惑いながらも、大観衆に応えている姿は愛らしくもあります。
中には歌を聞いて口づさむファンもいたでしょうが、映像ではいつも絶叫し続け歌など聞いていない女の子たちばかりを映します。
せっかくのライブなのにステージを見ずに叫んで泣いているコまでいるのは、不思議な光景です。
なにが彼女たちをそうさせるのか。
しかし、よくよく見ると、スタジアム中央に設えられたステージ周辺がやけにシンプル。
当時はスタジアムライブ用のPA設備などなかったわけです。
後に大型スピーカーも用意されたそうですが・・・たいして聴こえてなかったわけですね。
イヤモニも無く、メンバー自身にも聴こえていなかったので、共演バンドに、自分たちの演奏はどうだったか尋ねていたというのは初めて知ったので驚きでした。
当時の技術では仕方なかったとはいえ、技術が追い付かないことを決行してしまうスタッフ側の度胸もすごいものですね。
B・エプスタイン、恐るべし。


リチャード・レスター監督作 『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』

d0109373_23351963.jpgで、『A Hard Day’s Night』です。
ほんとは『HELP』のほうが見たかったんですけど。
広川太一郎さんがジョンの吹き替えをしていて、例によってアドリブ満載で、ジョンはそんなにめちゃくちゃに喋らんぞーと楽しいのです。

これは、まあ、アイドル映画なんで、ストーリーがあるようでない。
脈絡なく唐突に歌いだして見ていて恥ずかしくなっちゃうよくある作品です。
今作も以前見たことがあるのですが、もちろん画質はもっと粗くて。こちらもこんなに鮮明に見られることに驚くばかりでございました。

冒頭、ジョージが思いっきりコケるとこ。で、それにリンゴが巻き込まれるとこ。
ポールがソツなく芝居できちゃうとこ。
なんかが印象に残っていました。

リンゴが一番、雰囲気を持っていて、侘しく河原を歩く姿には、その後の活躍も納得です。



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by august22moon | 2017-07-27 23:00 | 映画 | Comments(0)