ザンドラ・ネッテルベック監督作 『マーサの幸せレシピ』 TV放映

’01 のドイツ映画。原題は『Bella Martha (英題 Mostly Marth)』 
マーサ(マルティナ・ゲデック)はハンブルグの仏料理店の腕のいいシェフ。ガイドによると、マーサは人に心を開かないとなっていましたが確かに少々無愛想。オーナーばかりか時にはお客さんともやりあっちゃうし。シェフとして仕事に厳しく頑固なんですが、料理や食べることに喜びを感じていない。
見抜いたオーナーはセラピーを義務付けますが、鼻であしらったようにセラピストに料理なんて持っていってしまう。
作った料理の始末に困り、引越してきた男性(結構いい人)に振る舞う。
当然相手はお返しに食事やデートに誘うんだけど、それは断っちゃう。 

オーダーを確認するフリして話を聞いてるマリオです。 
d0109373_441327.jpg









そして。冬の北ドイツの街に太陽の国イタリアからひとりの料理人がやって来ます。





産休に入る助手の代役として入ってきたのが、厨房にカンツォーネをガンガンかけて、嬉々として仕事をするやったら明るいイタリア人・マリオ。
休憩中みんなとテーブルにはついても賄い料理は食べないマーサ。マリオから、これは母が教えてくれた遺言レシピだと言われ仕方なくグワッと乱暴に口にする。
ところが、オーナーに「お母さまお元気だと聞いたけど」。持ち直しまたよ~とけろりと喋るマリオに憤慨するマーサ。 
明るいイタリア人。勤勉なドイツ人というステレオタイプな展開です。

以前通っていた語学教室で知り合ったイタリア人(ナポリ生まれ)女性の、どっきり発言
「日本って、街を歩いていても誰も声を掛けないのね。」
みんなで危険だと驚いていたが、誘うというわけじゃなくすれ違いざま若い女性にハ~イ♪ぐらいのノリで声をかけるのはイタリアでは普通らしい。健康的なのかもしれませんね。


さて、突然の事故で他界した姉(イタリア人と結婚していた)の娘リナを預かるのことになるですが、このリナがショックから拒食症になり手こずってしまう。シッターとも馴染まないので、仕方なく仕事場へ連れてくる。なにも食べなくて困ってると仲間に話すのを耳にしたマリオが、一作戦。先にバジリコの香りをいい香りでしょと嗅がせておいて、トマトパスタをわざとリナの傍らで食べ始め、粉チーズと刻んだバジリコをぱらぱら。ボーノ!なんて頬張る。仕事に戻れと注意されて、リナにこの皿を渡して「少し残しとけよ」。 マーサがふと気付くと、なんとリナがパスタを頬張っている!感謝の笑顔でマリオを見ると
マリオ、仕草だけで(どういたしまして)。
こうして、マーサだけでなくリナもマリオに心を開いていきます。  

結末ももちろんハッピーエンディング。

黒のコートで颯爽と歩き、手に職持つ気の強い女性がひとりで凛と生きている姿を
この映画で主演女優賞を受賞したマルティナ・ケデックが
きりりとした容姿で演じていました。


マーサの部屋のテーブルが素敵。HPのイラストもかわいいくておしゃれ。
by august22moon | 2007-04-08 02:14 | 映画 | Comments(0)