2017年 07月 30日 ( 1 )

「一人わたり二人わたり私もわたる涼しい水」

7月末の夏祭りの前夜祭のように「灯ろう流し」が開催されていたことを初めて知って行ってみました
早めに到着したつもりが、既に灯篭販売ブースから長蛇の列が伸びていました。
薄曇りの日だったので夕暮れ時になっても蒸し暑さが残ることなく、河原は涼風が吹いていました。

灯ろうの販売コーナー ⇒ 戒名を書いていただくコーナー ⇒ 紙製の灯篭を組み立てて板に固定し中央に蝋燭を立てていただくコーナーと進んでいきます。
4色ある灯篭で紫色を選び、〇家先祖代々之霊位と書いていただきました。
d0109373_037758.jpg




テント内には祭壇が設けられ、58年の狩野川台風などで犠牲になった方々の追悼に般若心経などの読経が唱えられます。
日も暮れてライトが灯された頃、いよいよ灯ろう流しが始まります。
ひとりひとりにお線香が渡され、祭壇に供え合掌。
ふと見ると、お父さんに抱っこされた女の子が、お焼香されるお父さんの目の前の蝋燭の炎に向かって可愛いお口で、ふ~ふ~
これはいわゆる、バースデーケーキのふー泥棒ってやつですな。
お父さんは気付かれてませんでしたが、とっても可愛かったです。

それから、仮設の桟橋に進み、蝋燭に火を灯していただき、灯篭を渡します。
d0109373_0374882.jpg






桟橋下には腰まで川の中に浸かった青年会議所の方たちが、灯篭を恭しく川面に浮かべ合掌で送ってくださいました。
できれば自分で浮かべたいところですが、左岸のこの辺りは向かい側の岸のように階段状になっておらず、事故防止のためもあるのでしょう。
でも、丁寧で心のこもった所作に、ありがたい気持ちになりました。

御詠歌が流れる中、桟橋の上でお見送り。
d0109373_0395887.jpg





下流にどんどん流れてしまうのかと思いましたが、川面は静かで、灯篭は漂うように向こう岸へ渡っていきました。
美しく静謐な光景にいつまでも合掌していました。
d0109373_0381763.jpg




タイトル : 山頭火
d0109373_1362719.jpg

by august22moon | 2017-07-30 00:07 | 季節 | Comments(0)