桜色の雑記帳

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出会った本、映画の感想。日々のこと。

カテゴリ:テレビ( 80 )

3日に放送された『坊っちゃん』をようやく全編見ました。
映像化『坊っちゃん』に傑作なしと思っているのですが、にのさんが演じるのならば見なくてはなりません。
一昔前の女性アイドルに於ける「伊豆の踊子」の薫とか「潮騒」の初江のように、その時代毎に演じるに相応しい俳優さんやアイドルが演じてきています。
お正月SPということで、道後温泉はもちろん、往時を偲ばせる場所でのロケがなされて、力作風。
紅葉映ってたし生徒が標準語だとか文字の書き方とか尺問題ゆえの設定変更など細々疑問もありました。
せっかく見事な風景の前で撮っても、肝心なところに行き届いていないとチャラにしてしまう。
予算や時間は言い訳にならない。
SPドラマってそんなもんですかね。

山嵐・野だ・うらなりは流石に文句なく巧かったけれど、赤いシャツはなんなく着こなして嫌味な感じ皆無。
二宮さんも、「華奢で小作り」は原作にぴったりですが、「無鉄砲」な悪戯坊主で長じても尖って喧嘩っ早いという風貌ではない。
しかしその特徴が、清との場面で大いに活きました。
この清の存在が私には興味がありまして。生母説も同感です。実は坊っちゃんもうすうす気づいていて、ぶっきらぼうに「だから婆さんである」なんて言ってても独り立ちしたら一緒に住みたがるのを承諾したんじゃないかと。遠く松山へ呼び寄せるなんてことまで考えたのではないかと。
なにより、下女とはいえ元々は名のある家の出である者が、同じ墓に入れてと懇願したのを受け入れたことからしてこれはもう血の繋がりを示唆しているんじゃないかしら。
文章には表されなかったけれど、もしかしたら坊っちゃんは清を母親を見る目でみつめることがあったかもしれない。
その複雑な関係性が、二宮さんの巧さと、宮本信子さんの品のある抑えた芝居で表せていたと感じました。
旅立つ日の食卓。松山から帰って来た時。
だから設定も変えて、甥のところに住んでいるのを同居したままにさせたんじゃないかと。
母と名乗れない不憫さ、そのまま気付かぬふりをしたほうがふたりの母のためと思いやる心。
最後の「だから清の墓は」の「だから」に込められた万感。溢れるほどの。
と勝手に想像していたぞなもし。

まったく頂けないのが「夏目金之助」を出しちゃったところ。なんでこう要らんおふざけをするかね。
折角の画を崩してまで、時の人というだけで芝居の出来ない芸人さんを出す必要があったのかしら。
太宰作品でもないのに。原稿まで出して。
冒頭と最後に出して入れ子にするならともかく、最後に現代に戻って読書している女性を登場させるのも疑問。
おかげで散漫な印象で終わってしまった。
マドンナの家に赤シャツが求婚に来る場面だけは、別作品かと見紛うばかりに味わい深い映像になりました。ひとえに小林薫さんの存在感のなせる技。
お顔も漱石のようで、小林さんの漱石で執筆しているところを出してもよかったのに。

★★★★★★★★★★★

ちっとも放映日が発表されず、CGかVFXでもあるのか?なんて冗談言ってましたが、ようやく年末28日放映の『赤めだか』。
実は談志師が苦手だったのです。チャンネル替えるほどでしたので、どんな師匠だったかいかに慕われたかに興味は無かったのですけどね。こちらもやっぱりにのさん演じてるので見ました。

再現ドラマにはならないよう新鮮な編集で、アドリブも満載で楽しかったです。
談志師匠にビートたけしさんという配役は、破天荒の裏に隠された情が深く勘の鋭さを表すのに最適だったのではないでしょうか。大物感も出て。
交流のあったご本人も師匠に敬意を払った演技であったと感じました。
強引に弟子入り志願しておきながらの「タテカワですか?タチカワですか?」に呆れて「タチカワだよっ」と返した後に、カットの合図やスタッフの笑い声まで入れたのに先ず、創り手の姿勢が示されました。
鬼籍の師匠まで面白がってもらおう再現ドラマでは鼻で笑われるだけだという魂胆があったみたい。
決しておふざけではなく、遊び心があった。

親交のあった人たちも出てきましたが、それでなくても声がそっくりな勘九郎さんが、喋り方まで勘三郎さんを真似るとそこに居るようで感慨深かったです。
円楽さんが先代を演じるのも、羊羹丸齧りしながら1シーンで談志さんとの関係を表したというのが面白い。

お弟子四人がまるで兄弟。志の輔さんは頼りがいある叔父さんみたい。
「わたしは蕎麦じゃありませーん」っていかにも志の輔さん呟きそう。
(合間にご本人のCM入って大笑い)
初対面の場面では、北村さん演じる兄弟子の談々さんが、だんしゅん?はる?と頭の中で文字にしているようすが巧い。
隣りで自分よりいい前座名に不満な関西さんがぶつぶつ言ってるのも可笑しい。
たくさんの用事を言いつけられて誰ひとりそれをちゃんと憶えてないって場面。
師匠はちゃんと憶えてるからとそれぞれの記憶を繋ぎ合わせてる中、関西役の宮川大輔さん、「なんかスリッパースリッパーゆうてたで」とやって、にのさん噴き出しちゃったり。(スリッパの裏を拭いとけだよぉ)
たけしさんのアドリブか、赤めだか(金魚)の餌の残りを関西に「食っていいぞ」と渡す。戸惑ってる関西ら4人の前にたけし氏戻ってきて「醤油かけても美味いぞ」に、なんと志らく役の濱田岳くん「醤油持ってきましょうか」。にのさん笑うのみ。
このやりとりで、役者4人の違いがはっきり出た興味深い場面でした。

語尾を飲んじゃう語り方とか、立ち居振る舞いが落語家らしいそれへと変っていくのがさすがに巧かった。
自転車に積んだシュウマイの箱をひっくり返すとは思わずびっくり。何回オシャカにすんねーん。
部屋の外にいる談春へ向けて「嫉妬とはなにか」を説く場面は印象的。
自分に言ってると判ってちょっとスネた表情で聞いてるにのさんも絶品。
分かっているんだでも湧き上がってくるのを抑えられないんだ。
「嫉妬しているほうが楽だからな」。

モノローグではストップモーションにしたり、フラッシュバックを入れたりと、カット割りテンポもよくて、たいへん面白かったです。
当時のヒット曲のBGMも場面に合っていました。
真打昇進披露の最後に客席に背を向けて「おまえら、売れろよ」はちょっと感動しちゃいますが、さらに「Daydream Believer 」を被せられて心に沁みました。

流石、「半沢」「下町ロケット」のスタッフ集結させただけのことはある、残るドラマでした。
番宣で二宮さんが、「見ないひとだけが損をすればいい」と風変りだけどTVの醍醐味を突いたのは、まるで立川流。

by august22moon | 2016-01-12 22:21 | テレビ | Comments(2)
d0109373_1445521.jpg02年放映のシリーズ。
初めて見ましたが、なんてスタイリッシュなんでしょう。

林海像氏原作の映画シリーズから派生したドラマ化。
ゲストも豪華ですが、各回の監督が豪華。
第1話はのちの『独立少年合唱団』監督の緒方明氏。
他に行定勲、青山真治、石井聰亙、岩松了、中島哲也、『シド・アンド・ナンシー』のアレックス・コックス・・・。

そこここに村川透の『探偵物語』へのオマージュなのか彷彿とさせる設定が見られます。
舞台は横浜。『探偵物語』が無国籍な風景だったのに比べ、こちらは昭和の時代感溢れる、取り残されたようなうら淋しい風景を特に選んでいます。
主演が永瀬さんですから、とにかくファッショナブル。
黒いネイル、シルバーリング、ピアス、レザーコート、ラバーソール・・・
彼が立つとサビたトタン外壁すらオシャレに見えちゃいます。
でもコンクリ地面転がると、革のコートが心配(笑)
赤い壁やグリーンに塗られた木の両開きドアに始まり、事務所内のインテリアも彼のカラフルなファッションに負けずこまごまと拘りが見られます。愛車も赤の二代目クラウン。

寂れた背景に反して、永瀬さんの存在が映像全体を軽やかにシャレた雰囲気にしていて、ダークさや重苦しさがありませんでした。
セリフの端々にも好青年の清潔感が出てしまうけれど、温か味のある魅力的な人物像が表せているようです。

で、第1話「31→1の寓話」に高利貸しヤクザさんの子分役で出演の横田さんです。
隙のない緊張感で組長代行の傍らに居る構成員さんとか、目つきの恐ろしく鋭いインテリ若頭役がありましたが、今作では小憎らしい感じの役どころ。
赤いニット帽と茶色のサングラスで表情がよくわからないのが残念ですが、冷笑ふてぶてしいったら(笑)
アパートに作られた自家菜園をメチャクチャにし、収穫の白菜2個持って行っちゃって、不敵な笑みでその1個を富田靖子さんの傍らの塀に叩きつける嫌がらせして去るんですね。もちろん左手で。
白菜木端微塵(笑)
横田さんという役者さんに出会ってからそうゆう場面があることを知って、スーパーで、畑で、白菜見る度に、これ潰れるほど壁に叩きつけたのかぁと茫然と想像した場面がようやく見られたのでありました。
その後事務所内場面あり、借金したまま行方不明だった銀行員が掘った穴がもう少しで銀行の金庫下に繋がると騙される高利貸しのボスと子分ふたり。
横田さんヘッドランプ取り上げ真っ先に穴の中に降りて「しっかしよくこんなに掘ったなあ」ともう既に金庫内の大金想像してニタニタ。
上機嫌の親分「サクサク掘るぞー」にサクサク?とアドリブ。
02年当時、見事な体格ですが、さらにオーバーサイズ気味のパーカーとパンツを着ているので、隣に立つおデブキャラの俳優さんと同じ大きさ(笑) 
圧がハンパないチンピラさんでありました。

by august22moon | 2014-02-03 00:08 | テレビ | Comments(0)
ようやくBSプレミアムで「80年後のkenji 宮沢賢治21世紀映像童話集」の『春と修羅』と『十力の金剛石』が見られました。
『注文の多い料理店』は実写で、キャストは面白そうだったのですが見逃しちゃいました。

『春と修羅』は「mental sketch modified」のみ。写真とナレーションで。
木村多江さんは凛とした中にも独自の儚げで透明感のある声で、それはよかったのですが。
男性の声でも聞いてみたかった・・・。
直接的になっちゃうかしら。賢治の葛藤や苦悩が。
もっと重苦しい叫びになってしまうかな。

『十力の金剛石』はCGアニメと実写の融合・・・ですよね。
王子さまと大臣の子の顔はCGで、身体は子供のそれでしたよね。
このふたりの動きが可愛かったです。
小走りに走って来て、その場をとことこ回って王子が追い付くのを待ってるとこなんて特に可愛いい。

美しく煌めく宝石で表した、トパァスの雫を盛った天河石(アマゾンストン)と硅孔雀石(クリコソラ)のりんどうや、蛋白石のうめばちそうやルビーの実をつけた琥珀や紫がかった霰石(アラゴナイト)の野バラの枝が、きらきら清かに輝く絵もとても美しく愛らしい。
蜂雀のついた青い大きな帽子もこれまた愛らしい。

どんなに美しい宝石もしんじつ恵みにはならないと、ここにも厳しい自然と闘うひとびとへの思慮からの創造ですが、王子が森でそれを学んだことを示す服に引っかかったさるとりいばらの鉤をやさしく外す絵はアップに寄ってシンプルに表して。
長閑で優しい映像のおかげで、純粋に童話として楽しめました。

どちらもクリエイターの豊かな発想が賢治の宇宙を見事に表現されていました。

詩ノートの『あそこの田はねえ』がなくてよかった。
号泣しちゃいますもの


タイトル : 「虹の絵の具皿 『十力の金剛石』」
「その十力の金剛石は春の風よりやわらかく、ある時はまるくあるときは卵がたです。霧より小さなつぶにもなれば、そらとつちとをうずめもします」


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by august22moon | 2013-09-07 01:09 | テレビ | Comments(0)
ドラマ『最高の離婚』は久し振りに毎回欠かさずに見ました。面白かった。
『まほろ~』を同時に見ているせいもあって瑛太さんの器用さが際立った感じ。

脚本は『それでも、生きてゆく』の坂元裕二氏でしたが、今作も脚本と演出と俳優さんの創造性がぴったり合っているようでした。
それがあまりに噛み合っていないドラマを見てしまったので特にそう思っちゃうんでしょうが。
震災後の帰宅困難者同士という出会い方や、余震の中で昔付き合ってた女性との関係が再燃したりと、ストーリーに震災を組み込むというのは連ドラに於いては(他にドラマをあまり見てないのですが)画期的ではないでしょうか。
震災後の不安からパートナーを望むひとたちが増えたという世相を表すにしては、単なる切っ掛けの出来事にしか見えませんでした。それならば、敢てこのドラマに天災は必要なのかなと疑問ではありました。

濱崎光生という男が離婚で精神的にも参っているのに弱り目に祟り目で、毎回なんらかの外的ダメージを受けるというのも可笑しくて。
また瑛太さんのその表現が巧くて。
口内炎が広がって「食べる道筋が・・・無い」って、私も上原諒同様に口内炎未経験なんで、苦悩が分からないですけど大笑い。
仕事帰りに普通に舗道を歩かず、白線の上や車止めの上をわざわざ歩いたり。
表現することに不器用な男という設定なので、意味不明な仕草があるのも可笑しい。
妻の結夏は、神経質な夫に対して細かいことに気を配らない妻という設定にしては、ガサツすぎましたけど。
上原諒にしても天然なのか無垢なのか。結夏の父が葬儀後に立ち寄って喪服脱いでるのに、お塩を投げつけたりスプーンでさらさら掛けたり。

セリフも傑作なのが多くて。
「すみませんをごめんなさいに言い替えてって言ってるんじゃなくて!」
「そんなことじゃ、ファンキーでモンキーなファミリーズになれないよ!」
ダウンロードした離婚届を書き間違えて再度出力したら用紙切れ。
で、「ドンキで買ってくればいいでしょ」「ドンキの紙で提出するなんて」と言い合いが始まり、瑛太さんが「この詰まった紙だってドンキで詰まった・・・ドンキで買った紙だよ!」とね、噛んじゃってもそれも些細な諍いらしくて宜しいんじゃないでしょうか。
部屋のようすもこのちぐはぐな夫婦らしくて。
寝室の襖に被った中途半端なサイズのソファーとか、いつも邪魔に転がってるバランスボールとか。
2匹の猫の名前も、光生が名付けたほうは「マチルダ」、結夏が名付けたのは「はっさく」。
「岩波文庫の『罪と罰』は上中下なんです!」も可笑しかった。そうなんですよね、新潮は上下巻なのにね。
(まさか、歯科医院で「辛い」を繰り返すのはカラコーゾフから来てるの?)

笑いばかりでなく、離婚に至る修羅場や、独りの寂しさを痛感し居ない相手に話しかけるという、当然の側面も描いて、面白いドラマで楽しめました。

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『カラマーゾフの兄弟』は、堂々原題を残した珍しい海外文芸作品のドラマ化。
宗教問題を排除したのはともかく、裁判劇にもならず、単にフーダニットものでしたが、
初めて鋼太郎さんの、舞台での芝居に近い降り幅のある芝居が見られたのは楽しかったです。
(外科医でオペまでしちゃう以外な役柄も楽しいですけど)
殺された文蔵の表情が、遺体のそれらしくなく安楽さを感じたんですが、あれでよかったのかな?

これを切っ掛けに、ベストセラーのコミックや新刊小説だけでなく、国内外の文芸作品も映像化すればいいのに。

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ところで。マイブームのことなんですけどね。
実は、ご当地キャラって必要?博覧会やチームにマスコットって必要?可愛いのもあるけどって程度でして。

でも、同じ「ゆるキャラ」でも、これは好きです。
『紙兎ロペ』
d0109373_1213242.jpg会話は他愛ない日常の切り取りなんですけど、ちょっとシュールでアイロニーあるの。
下町の背景画は写真に線を書いてるようなので、非常に緻密。無駄に緻密(笑)
時折見えるポスターや看板の文字が「コレ本党」「虎と狸之皮算用祭」「御茶乃子歳祭」「ビューティーサロン・マダムとイブ」と、ひねりを効かせてあるので、そんなトコ探すのも楽しいのです。

特に「ローカルルール」の回の、あっちむいてホイをするのに「あっちを向かせっ、こっちを向かせっ、せ~のでジャンケンとっ見せかけてっ」は朝から爆笑でした。

「ゴールデンエッグス」以来、久々に夢中。

by august22moon | 2013-03-25 22:52 | テレビ | Comments(2)

「Bon voyage」

水、木曜と気温が一気に20℃まで上がりました。
半袖Tシャツ姿の小学生も強ちやりすぎとも言えない、麗らかな陽気でした。
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横田さん久々のTV出演はほんとうに久し振りに素顔での登場。
「80年後のKENJI ~宮沢賢治21世紀映像童話集~」の『銀河鉄道の夜』。
横田さんは、プリオシン海岸で発掘調査の監督をする「せいの高い、ひどい近眼鏡をかけ、長靴をはいた学者らしい人」役。
無国籍な雰囲気に相応しい、そのお顔立ちが活きたんでは?
原作では「では、さよなら」とあっさり仕事に戻りますが、「bon voyage」と死出の旅路を優しく見送っていました。 

発掘を指示する相手は、彼にしか見えてないというのが実写に幻影感を与えていました。

どんな潤色にも揺らぐことない、限りなく美しく哀しいお話しです。

『十力の金剛石』を見逃したので地上波放送を待ちましょ。

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by august22moon | 2013-03-07 23:36 | テレビ | Comments(0)
再放送を見ました。感想は・・・複雑。
キャパについては詳しくはなくて、数枚の有名な写真しか見たことがありません。
「丘を走る兵士」は知らなかったし、
恋人のゲルダが共にスペイン内戦で撮影してたことも知りませんでした。
次いでロバート・キャパという名が本名でないことも知りませんでした。
それでも、唖然。驚きました。

「キャパ」という名前がフリードマン・エンドレ・エルネーとゲルダ・タローふたりの共同名義という説もあるそうですが。

キャパ(フリードマン)がスペイン内戦で撮ったとされている、「崩れ落ちる兵士」とその直前に撮った、「丘を走る兵士」の写真の真贋と連写であるかを沢木耕太郎氏と共にコンピューターを駆使し解明していくドキュメンタリー。
2枚の写真の撮影間隔が0.8秒で連写できないライカでは不可能とか。
写真サイズがライカではないと判明したり。(これは明らかに意図的な作業がなされていると、分析されています)
奥に写っている稜線から、カメラの位置が1m以上離れていたとか。
この地で戦闘があったという事実はなく、これは演習であって兵士は滑った瞬間であるとか。

知ってからこれを言うのは反則なんですけど、初めて見た時、衝撃的であったけれど、倒れる瞬間に右手を伸ばし身体を開いた状態って不自然な感じがしていたんです。
「硫黄島の星条旗」みたいに。
その後に、実際のそうゆう瞬間というのを動画で見られてしまう時代になって、映画やドラマのような反応にはならないんだと知ってしまっては更に。

この写真で一躍有名になってしまったキャパ。
真実を知っているゲルダは写真発表前に戦場で亡くなっている。
22歳の青年が背負ってしまったものがあったのではないかと。
キャパは更に危険なノルマンディー上陸作戦に従軍し、オマハ・ビーチで、「ピンぼけ」が臨場感を伝える作品を残します。
番組ナレーションではそれを、より以上の傑作を生むことで「決着を付けた」と表現しています。

ならば(残酷な言い方ではあるけれど)、最も激戦だったブラディ・オマハに居られたことは、
キャパにとっては幸運だったのかもしれません。

なんとも複雑な、事実(真実ではなく)を突き付けられた感、でした。
見てしまって・・・どおしよう。
事実を分析して、隠された真実を解明されてしまうって、やはり恐い。

反ファシズムの象徴となり、大きな影響力を持ってしまった一枚は、ねつ造と言ったら、ねつ造なのかもしれないけれど。
ゲルダはどちらを望むだろうか。

by august22moon | 2013-02-08 01:46 | テレビ | Comments(0)

「一緒」

d0109373_114937.jpg昨夜深夜から雨が降ったり止んだりの一日でした。
用事があったんですが諦めて、とりあえず『awatenvou』さんでお夕飯。

実はこれ先月行った時に撮った外観。
ま、変わってませんのでね。












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wowowで5夜連続放映のオールメールシリーズ。
『から騒ぎ』とか『恋の骨折り損』とか、観に行かなかった作品も見られました。
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小出さん、かわいいですねぇ。腰に置いた手の位置がずいぶん上でしたが。
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高橋一生さん、とても可愛い女の子っぷり。クレシダみたいな悲劇の女性も見てみたい。
お人形さん的にならず複雑な女心部分も出るんじゃないでしょうか。
(もっちもちで美味しい揚げだし豆腐)
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『じゃじゃ馬』のマシンガントークは何度見ても可笑しい。
オープニングとエンディングのラインダンスも楽しいですし。
お辞儀をするところの廣田さんがかっこよかったんです。
(メインは・・・なんだろこれ?
こちらはドリンクとスイーツのメニューしかないですし、最近はメニュー黒板も出されていないので)
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先日、お友達とも話てたんですが、『タイタス』の初演が見たいですぅ。
DVD出ないかなぁ
(焼き豚の醤油たれでいいのかな?伺えばいいんですが、お喋りに夢中で忘れちゃって)
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で、今宵は『トロイラスとクレシダ』
ヘクトルが出陣する時の演技は、私が観に行った時のほうが素晴らしかったですわぁ
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このリースも先月撮ったんですが、今宵は無かったような・・・。
とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。

読みたい本がみつかったので書店さんへ行きたかったのですが、時間切れでまた明日。
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d0109373_251396.jpgタイトル : 今年一年を漢字‘一文字’でと求められて、あーばちゃんが自信たっぷりに放った二文字。
ニノの「いい子なんですよ。ごめんなさいね」もケッサク。
あーばちゃんのそーゆうとこがいいんです。

by august22moon | 2012-12-16 02:15 | テレビ | Comments(0)
1・2・3と再放送していたので、まだ見てなかった「2」も見られました。
NYの賢太郎さん。サラサラ前髪だー(笑)
賢太郎さんの英語聞きたかったなぁ

ふと思ったのですが、賢太郎さん、グリーンお好き?
アトリエのベンチも椅子もテーブルクロスもバランスボールもグリーン。
アクセントのように置かれて、キュアロン版映画『大いなる遺産』みたい。
でもクロックスは白なのもまた素敵。

「4」のテーマは「日本の伝統」
天狗に扮したお祭りの準備の最後、突然の掛け声に出演者のみなさん、ビクッとしちゃって。
あれ、アドリブなの?思いの外、声が大きかったの?
よくぞお茶吹き出さず。で、その後に賢太郎さん、なにを言ったのかが聞きとれなかったです。

黒子ふたりの「す・ごろく」。
確かにそりゃあ言うでしょうな語録。なーんか可笑しいの。
襖のマジックも、単純なのに感心しちゃったわ。

楽しかったですー。


台風が通過する30日は夜から雨で、だんだん風も強くなりましたが、夜中には止んで静かになりました。
かなり警戒していたんですが、それほどのこともなく通過。
それを待っていたように秋の虫たちが一斉に喧しく鳴き始めました。
その虫たちも鳴き止んだ真夜中、遠くのバイパスか国道を走る車の音が、雲に反響して遠吠えのように聞こえてきました。
窓の外が光り始め、ようやく仲秋の名月が顔を覗かせたのが分かりました。 
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d0109373_005623.jpgそんなこんなでもう10月ですよ、みなさま。
11月は無かったかのように過ぎ去るので、きっとあっという間に暮れですよ。
職場では今日、源泉徴収票の提出依頼のプリント配られました。

そんな今日の頂きもの。
見え難いですが、お蜜柑ゼリーです。
その向こうにじんわり写り込んでいるのは、ご近所さんからの頂きもののお菓子です。

by august22moon | 2012-10-01 23:51 | テレビ | Comments(0)

♪ ベッドのまわりに

初冠雪もポツンとしか残ってません。
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昨日の深夜、何年ぶりかに関西ローカルの超人気番組『探偵!ナイトスクープ』を見ましたんです。
地元のTV、静岡朝日テレビでは関西から2ヶ月遅れで放映されてます。
いつもは『水曜どうでしょうclassic』を見て寝ちゃうんですけど。昨夜はその後にお風呂入って、最後の依頼だけ見たんです。
依頼は「盲導犬と山に登りたい」。

15歳で失明された依頼人の方が23歳の時に盲学校で登山をして途中で挫折して以来、山登りが嫌になっちゃったそうなんです。
でもお子さんが生まれ、強い父でありたい苦手を克服しようと決意されたんですね。
で、石田靖探偵が訪ねて行くんです。
目がご不自由なのに番組は楽しめているのか伺うと、「この番組は笑顔が見える」と。
もうそこで石田探偵、号泣。ごめんなさいねと謝りながらも感動で涙が止まらない。
整骨院で働くご本人はとてもからりと明るい方で、回りの人たちが自分を障害者として扱わなかったと仰る。
いざ山へという時にガイドさんから岩場もあると聞くや「山に登りたいとはいったけど岩に登りたいとは・・・」と周囲を笑わせます。
足元に石の不規則な段差のある、素人には厳しい‘荒地山’を、時に転びながらも進んでいきます。
盲導犬のマッキーくんもご主人を振り向き振り向き心配しながら、ワンちゃんにも厳しい岩場を登って行きます。
途中、野鳥の囀りも聞こえる木漏れ日の小道では、「木漏れ日を思い出します」。

ガイドさんがここから頂上へは10mはある垂直の岩場をロッククライミングしなくちゃならない、という場所へ到着。
「帰りましょ」と笑って言う依頼者さん。
それでも結局、挑戦することになるんですが、ガイドさんに足場や手の置き場を簡単に教えられただけで、岩の裂け目を伝ってぐんぐん登って行くんです。
驚く石田探偵にガイドさん一言、「本能です」。もうびっくり。
岩山の頂上に座って、石田探偵に風景を説明される依頼者さん。
「コバルトブルーの海と、空に雲が浮かんでいる風景が見えるようです」。
今一番なにがしたいですか?と尋ねると「息子を抱いて、クーラーにあたりたいです」。
ちゃんとボケ言っちゃうところは、さすが大阪人。

スタジオに居る局長役の西田敏行さんも号泣で、スタジオ中がスタオベです。
久し振りに素直に泣けちゃう番組でした。

この番組、以前はもっと深い時間にやっていて、結構楽しんで見ていました。
部屋に幽霊が出るみたいだから調べてという調査に、当時局長だった上岡さんがこうゆうのは好きじゃないと帰っちゃった頃から見てますの。
「パラダイス」とか、越前屋俵太さんの「調べてください」とか、「マネキンに恋した女性」とか、銭湯であまりにも早く出て来る友人とか、可笑しかった~
謎のビニール紐事件なんて、ねぇ・・・あれはなんだったのか。

思えば、斬られ役で有名で『ラストサムライ』にも出演された福本清三さんも、時代劇に必ず出て来る斬られ役の俳優さんが気になるから調べてという依頼が切っ掛けでした。
観光地の時代劇ショーに出る若い俳優さんが気になるという依頼で、見つけた俳優さんは中々のイケメンさんでした。あの方どうなったのかなぁ。とっても感じのいい方でした。

(放映されてない地域の方、詳しくはwebで)

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by august22moon | 2012-09-27 23:20 | テレビ | Comments(0)
『ぜーったい、オレが一番美味い!』

5月に横浜で上演されたのに、行けなかった「ライブ ポツネン 2012 『P』」
6月にパリとモナコで上演されたパフォーマンスの舞台と舞台裏のようすが昨晩放映されました。
賢太郎さん、パリ似合う~。
パリとモナコってのがまた素敵。
HPにもフランス語でメッセージ載せちゃって、かっちょいいったら。

アトリエで様々にアイデアを出して創作していくところも記録されています。
編集されているからか、呻吟することもなく、さらっとアイデアが出てくる。
泉のように湧き出てくる。柔軟な脳。天才ってこうゆうことなのね。
既に多くの知識を持っているからなのよね。
楽しそう。
「舞台の上が一番楽しい」と言われていましたが、具象以前も楽しそう。

「図書館」で電話を取ろうと、どこまで行くんだー(笑)
レーザーセンサーを手で分けられるとは・・・もう爆笑です。
会場中、クスクス笑いが止まらない。
マイムとアニメのパフォーマンスは、言語を超えて伝わる世界共通語。
会場は在留邦人も多かったでしょうが、公演後のインタビューでフランスの方々にも好感触。
もっと海外で公演して、海外の人たちにアピールしたほうがいいんじゃないでしょうか。

公演後の打ち上げで、カフェでビールをゴクゴク。
「ぜーったいオレが一番美味い」って名言。
使っちゃおう。

・・・ってか、言えるようになろ

とかいうのを、最近放映されまくっている『ステキな金縛り』を、またまた見ながら書きました。
今日は、むちゃくちゃ忙しかったけれど収穫もあって、ご機嫌なのかもしれぬのでありました。

by august22moon | 2012-09-24 21:40 | テレビ | Comments(0)

出会った本、映画の感想。日々のこと。


by august22