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クリント・イーストウッド監督作 『ジャージー・ボーイズ』

d0109373_23282811.jpg今月末までの上映となって慌てて見てきました。
年配のお客さんを中心にまだ多くのお客さんが入っていました。

ミュージカル作品の映画化ということで、ラストには登場人物が総出で歌い踊ります。
これは本編が終わってからのカテコみたいでしたが、そこがまたシャレた演出。
マフィアといっても心優しきボス役のクリストファー・ウォーケンまでステップ踏んでる!
ク、クリストファー・ウォーケンがっ
ああ、びっくり。

フォー・シーズンズの曲は数曲しか知らないのですが、どれも超のつくほどのヒット曲。
思わずリズムに乗ってしまいます。
このグループの誕生から成功と分裂そして再生までが非常にテンポよく進んで、彼らの曲調に合っているようでした。
スイートでビターな。

既に知られているということもあるのでしょうが、様々なエピソードが余計な説明も省かれ端的に表されます。
新曲が出来なくて悩んでいたボブが、プロデューサーのクルー(ボブにリベラーチェのような芝居がかった、と表現される)が呟いたお気に入りの映画のセリフにインスピレーションを受けてハッとメンバーの顔をみつめ・・・次の場面ではそのセリフがタイトルとなった新曲を歌ってるステージ場面という展開とか。
出会いから結婚もあっという間だったり。
フランキーの娘の転落も、警察からの電話の次にはお葬式で、茫然としたフランキーの表情が映されます。
しかし決して荒っぽくは感じないのは、人物の上に変化を表しているからです。

時にメンバーがカメラに向かってナレーションのように本音を語り展開を説明するのも、物語を面白くしました。
どんなミュージシャンにもある光と闇を描いているのですが、世界中に愛された曲たちを大切に描いて、愛情を込めて創り上げている印象です。
見事なテンポの合間にお馴染みの曲が流れる、という観客を掴んで離さない楽しい作品でした。

人気絶頂時にフランキーの妻が、ツアーでほとんど家に居ない夫を責めるんですが・・・
またそれぇ?と思っちゃいましたですよ。
外国の夫婦の諍いって、すぐそれなんだからぁ。人気出ちゃったんだから、しかも仲間がつくった莫大な借金払うため仕事選んでられないんだから、我慢なさいな。とかね、映像につっこんじゃったですわよ。

当時放映の『ローハイド』の若きイーストウッドを映すというサービスつき。
実話ですから、実在の人物が出てくるのは当たり前なんですが、ジョー・ペシ登場にビックリ。
ちょっとウザくて、でも諌められるとすぐ黙っちゃう。そして友情に篤い。
彼もまた、ジャージーボーイズ。


映画
by august22moon | 2014-10-27 00:19 | 映画 | Comments(0)

蜷川幸雄演出 『太陽2068』 wowow放映

今週は仕事もプライベートも調子よく進みまして。
そんな週は速く過ぎるように感じるものですね。
でもショックなこともありまして。来月地元に万作師が来てくださるという夢のような情報を見逃していたのです。広報をちゃんとチェックしてないからーもー
万作師が地方のホールにまで来てくださるなんて滅多にないですものね。
まあ、日程的に無理でしたが・・・ああ、ショック


d0109373_23453693.jpgこうゆう舞台を見て、蒸し暑い真夏の街に出ると、また違う余韻が味わえたのでしょうね。

二層構造の世界を表すのに、もう少し意外性ある舞台美術を期待してしまいました。
でも、ジプシー・キングスの『ホテル・カリフォルニア』カバー曲というのが絶妙の選曲で、これだけでオールOKという感じです。
暗示的ですし。
疾走感ある若いふたりを走りまわらせて、後方扉を開けてその向こうの駐車場まで翔け抜ける演出も印象的でした。
それは蜷川さんお得意のラストですが、清々しい走りのおかげで、またかという感じはしませんでした。
閉塞感からの脱却を決意したとはいえ、苦難が予想される旅立ち。
振り向いて挑発的な笑みを残すのも観客に刺さっていいと思いました。
カメラワークもよかった。
ご覧になった方の感想で、『夏鑑~』と同じラストにして勘三郎丈へのオマージュか、と書かれたのも読みましたが、いろいろな感慨を生むラストではありました。

作者が若く、唐でも寺山でもないので、貧困の陰鬱さや泥臭さが薄くて、安心(笑)
キュリオの村はまるで『どん底』のようですが、あの汚泥と腐臭にまみれたような救いのない沈鬱さはありません。
そこは、全てを持っているのに絶望と紙一重の種族と違い、「24時間生きられる」種族ゆえでしょうか。
六平さんや大石継太さんの手堅い芝居で、行き詰まりの絶望感や切なさが表されました。

諸悪の根源的役どころの横田さん演じる克哉については背景がほとんど語られず、事件の経緯も不明瞭のまま。
にもかかわらず、無謀で邪悪な男の本性がしっかり表現されていて、いつしか事の顛末も納得。
いまわの際まで救い難いったら。
さすがの創造力です。

by august22moon | 2014-10-26 23:19 | 観劇 | Comments(0)

第6回 三島バル

さわやかな秋の週末・・・になるはずが、昨晩深夜にやり残した仕事を思い出しまして。
大慌てで早朝押しかけて一仕事終えてから、
第6回三島バルに行ってきました。
今年は5月の開催がお休みで、1年ぶりの開催になりました。
消費税UPで、5枚つづり3500円のチケットが今回から4000円。
昨年は参加店合計95店舗でしたが、今年は119店舗。
バル参加を取り止めた店舗もありますが新参加店舗が多かったので、今までに行ったことのないお店中心に回ることにしました。

でもまず、『Jun kobo bakery』さんへ。
残ってるかな~と覗くと・・・
だいぶ売り切れていましたが、クロックムッシュなどなど購入。
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d0109373_0171067.jpgそして開店直後の『ビアリッツカフェ』さんに到着。

前回同様、土曜の夜を飲み歩いて楽しむ方が多いのか、まだお席が空いていました。
らっきー

















d0109373_019581.jpgバルの時はワインなのですが、生ビールにしました。
こちらのはいつもとても美味しくいただけますので。
















通常バルのメニューはチキン・ソーセージ・豆・タマネギの煮物
お豆もタマネギもとろとろ柔らかで美味しい!さすがです。
がんばってーとエールを送って、次へ。
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d0109373_0393010.jpgいろんなお酒を飲むとじんわり胃にくる質なので、ドラッグストアに寄ってウコン飲みまして
あちこちでコーラスの美しい歌声が聞こえてくる通りを歩いて

















d0109373_0394991.jpg今まで気になっていたのに初めて伺う『Luca wine』さん。
ワイン専門店さんなので、店内にはボトルがずらーり。
窓が大きく明るい、とても清潔感を感じる店内。
大テーブルで相席させていただきました。














d0109373_0543311.jpgこちらのリストの中から3種類選ぶのですって。
見ると結構な量。3杯も呑めないので少し減らして頂きました。

みなさん飲み比べて感想をお話しされていましたが、我々はよく分かりませんので、はっきり違いの分かりそうなものをチョイスしてみました。
















左から、果実味やアロマが鮮やかな「イルプーモ」、柑橘系な雰囲気の「ル・マゼ」。「このゆびとまれ(デラウエア)」は楽しいネーミングで選んだのですが、はちみつが入っているような甘いデザートワインでした。

フードはなんと『やどかり食堂』さんによる、‘ワインに合うおつまみ’。
ビスケット2種がとっても美味しくて、もっと食べたくなる美味しさでした。
これ『Jun kobo』さんで販売してくれないかしら
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妹は左から、「レクルーズ」 「シャトーグランド・メテリー」 「サンタマリシア・カベルネソーヴィニヨン・リゼルヴァ」って長っ。
オトナ系、ガツン系、しっかり系といった感じ。
ひとつとして同じものを選ばない(笑)性格の違いがここでも現れました。
妹はお酒強いので、飲み応えのあるタイプを選ぶんですね。
陽の光にかざすと白ワインてきれいなのよねーと窓に目をやると、外にはお待ちの方が溢れて来ていました。
白だけでなく赤も、昼間の光の中で見ると色の美しさがよく分かりますね。
たいへん美味しく頂きました。ごちそうさまでした。
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「バル村」開催の商工会議所TMOホールへ向かう途中の白滝公園では、提灯にお絵描き体験できるイベントが開催中でした。
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木々に飾られているオブジェはまるで、Eテレの「にほんごであそぼ」みたいで素敵。
お天気が良くてよかったですね
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商工会議所では沢山のブースが出て、大賑わい。
この中で、「三島若者元気塾」という商工会青年部さんのブースで素敵なお品を発見。
三島暦や三島茶碗に描かれた柄をアレンジして「三島柄」と名付けて、町の活性化に役立てようという活動なのだとか。
バルmapにも描かれている柄ですね。
レーザーで絵付けしたグラスや木工小物の中から
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d0109373_1402994.jpgアクリルで模られた三島桜と、木製の富士山の根付を頂きました。

もっといろんなところで購入できるように置いてもらえばいいですのにね。
アクセサリーに仕立てても宜しいんじゃないでしょうか。
今後の企画展開が楽しみです。














d0109373_1435890.jpgお団子やらお惣菜も販売されていた中から、おにぎりを頂いたのですが、
お海苔にまで三島柄がプリントされてる!?
















d0109373_146455.jpg美味しそうなお肉を焼いているブースに心揺れながら・・・
(楽寿園前ではコーラス。いいお声です)














d0109373_1484628.jpgこの頃になるとさすがにバルmap片手の人があちこちの路地で見受けられました。

初参加の『京ごえん』さん。
開店を待つ行列が出来ていました。

店内はそれほど広くありませんが、京料理の割烹の店構えなのに、フレンチレストランのようなゆったりした白い皮製の椅子がユニークです。












d0109373_338416.jpg鱧の揚げものと彩り野菜の南蛮漬け。梅酒と冷酒で頂きました。

















d0109373_341915.jpg美しい秋色の一品。
やっぱり和食はええどすなぁ

















そして出汁巻き。ほっとするやさしい美味しさ。
ごちそうさまでした。
次回はゆっくり伺いたいお店でした。
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d0109373_204972.jpg三島市の景観賞を受賞した三島信用金庫本店前でもコーラス。
こちらは「上を向いて歩こう」を歌ってらしたところ。
交通量の多い通り沿いでしたが、とてもよく響いて、思わず足を留めて聞き入ってしまいました。
あちこちで歌声が聞こえるって楽しいです。

この後、そろそろ『蕎麦 宗』さんの夜営業開店時間となったので、裏バルでお蕎麦頂こうと向ったのですが・・・
なんと昼間営業だけに変っていたのですね。
がっかり。
お蕎麦が食べたかったのですが、他にお蕎麦屋さんも知らず。

♪ にじんだ~星を数え~て











d0109373_281963.jpgご飯ものが頂きたくなってきちゃって、今回参加されていませんが『串揚げ のんき』さんへ行ってみるも、あいにくご予約のみ。
ならば『高田屋』さんでチケット2枚分のプレミアムメニューの鰻にしようということにしなり、当日券を買い足すことにしました。
前回かなりお腹いっぱいになってしまったので、今回は5軒だけにしようと考えて1冊づつしか購入してなかったのです。
『ビアリッツカフェ』さんは2回行きたいので、実質4軒ですけど。
今回は当日券がだいぶ出ていたので、行かないお店で買うより『ビアリッツ』さんで買おうと向いました。
この頃には笑栄通りは交通規制されて歩行者天国になり、沿道の参加店さんが外にもお席を用意して賑わっていました。
「やっぱり足りなくなっちゃいましたー」と『ビアリッツ』さんで当日券だけ頂いて・・・

(通りかかったミスドの、あーば天使)







で、鰻の前に、今年2月オープンで初参加店『Lantern』さんへ。
お店は建物の2階なので、入り口からはどんなお店なのか伺い知れず。
勇気を出して、おしっ入っちゃえ!と急な階段を登るとその声が聞こえちゃったかもなほど直ぐにフロアの狭小店。
カウンター4席、3人掛けのボックス席がひとつかな?
バルメニューは、和梨と白ワインのカクテルと、ローストビーフ。
柔らかくてソースもとっても美味しかったです。ごちそうさまでした。

入店した時はちょうど席が空いていたのですが、直ぐに階段が行列で埋まりました。
こちらはフードメニューも豊富で楽しそう。この厨房でピザからパスタまでどうやって作るんでしょ?な狭さですが、大きい窓があって閉塞感はなく、都会的な魅力ある雰囲気。
マスターさんとスタッフさんも洗練された立ち居振る舞い。
また絶対来よう!と思えるお店でした。

外へ出たら、年配の男性おふたりが近づいて来て「ここ、なんの店?」
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ささ。うなぎ、うなぎです。
一般のお客さんも多くてちょっと行列できてまして15分ほど待って『高田屋』さんの鰻丼をいただきました。
量は少なめですが、何軒も回るバルではちょうどいい量でした。
とっても美味しく頂きました。ごちそうさまでした。
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『ビアリッツカフェ』さんへ戻ったのですが、満席なので前の笑栄商店街で催されているライブ見物。
なかなかいいお声のラッパーさん。ボーカルの声もいい感じ。
「ミシマ」と仰るグループ。三島出身だからですって。ケーブルテレビで番組持ってたりと地元では人気のようで、若い女の子たちのファンもいました。

ライトでお顔がハレーション・・・
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d0109373_3133160.jpgさて、〆の『ビアリッツカフェ』さんです。

















d0109373_074717.jpgプレミアムメニューを白(スペインのカヴァ)で
通常メニューは赤で頂きました。
赤はどこのワインか聞き忘れちゃいました。




















プレミアムメニューのフードです。
マスター氏厳選のチーズ3種。手前はまろやかでブラックペッパーが効いたもの。
真ん中は、かなりオトナな白カビ系。
なんていうチーズなのか伺おうにも店内大盛況でしたので、次に来た時に改めて伺いましょ。
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通常バルメニューは、甘辛く味つけされた骨付きチキン。少し酸味を効かせたソースが合います。
こちらはメニューが何度か変わるので、逃せないのです。
とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。
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お店を出て、ライブの見学。
声もいいのですが、特にギターの方のハモる声がとてもいい。
ライトでほとんど見えなかったお顔も、よく見ると中々のイケメンさん揃い。
メジャーになれるといいですね。がんばれー
終わって写真撮らせてもらう恐れ知らずのオバサンですみません
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d0109373_4272024.jpg今回は、『ビアリッツカフェ』2回 『Luca Wine』 『京ごえん』 『Lantern』 『高田屋』 を回りました。
初めて伺うお店ばかりでしたが、どちらもとても楽しく美味しいお店ばかりでチョイス大成功でした。

サンポーニャの透き通った音色が美しい「コンドルは飛んでゆく」などの南米系音楽のバンド・ボーダーズさんの演奏が始まりました。
目の前の中南米系の方が経営するお店の常連さんか、カナリア軍団のジャージを着た方のノリのぴったり合った手拍子や指笛が盛り上げました。

夜はひんやり冷えて、雲間から小さな星が見えました。

by august22moon | 2014-10-19 23:58 | おいしいもの | Comments(0)

市川崑監督作 『東京オリンピック』 wowow放映

d0109373_2034364.jpg64年の開催から50年経った記念に放映されたようです。
意外と170分は長く感じませんでした。
市川監督のスポーツの祭典に対する「印象画」は、さまざまな評価を呼んで、カンヌ映画祭や英国アカデミー賞で高評価を得て各賞を授賞。
冒頭のナレーションにも語られてる「競技に向かう選手たちはその緊張感からか寂しそうにみえる」というのが、市川監督の今作におけるテーマとなっているようです。
オリンピックに興味もなかったという市川監督は、孤独な戦いに挑む人間に興味を持ち、そこに焦点を定めたのでしょう。

開催用にインフラを整備する為に、排除とも見える整備が行われることを冒頭で示されます。
五輪開催は新しい街を新しい国を創造することと同義語です。

50年も経って、100分の1秒を争うようになった記録ばかりか、ウエアも体型も技も変ってきているのは、その発達や進化に改めて驚かされました。
ちょうど世界体操を見ていたので、吊り輪で近年は見られなくなった技とか、
水泳では、泳法だけでなく飛び込み方まで変っていたり。
水面に突き刺すように飛びこむのではなく、お腹べっちゃーんですもの。痛そう

見ていて、ボブ・グリーンがシカゴ・トリビューン時代にマイケル・ジョーダンを追った著作を思い出しました。
ジョーダンにもNBAにも興味が無かった彼。
ユナイテッドセンター近くの公衆電話で録画を忘れて試合を観戦に来たので代わりに録画してと担任教師に依頼する学生。
風邪で最悪の体調なのにいつものように笑みを絶やさない売店の女性の健気なようす。
試合中の汚ないヤジを聞かせないために耳栓をさせられている子供。
地元ラジオ曲しか試合を放送しないマイナーリーグに落ちたジョーダンを追って乗った列車の窓から見える踏切に止まった車の中のカップルのこと。
もちろんジョーダンへのインタビューにもっとも紙数を割かれているのですが、
神と呼ばれたスーパースターが存在したアメリカをも活写したのでした。


今作でも、入場行進の最中に、仲間に振り向いて多分「Shut up!」と叫んだ女性選手とか。
人で溢れる沿道の家の縁側で、ひとり廊下に手をついて眺めている赤いセーターの少女とか。
競技場へ飛び降りてハカを舞っちゃう、多分ニュージーランドの観客とか。
レース前にレモンを齧ってスタート地点に置いておく日本人選手とか。
授与式前に待機している振袖姿の女性が、お盆に乗せたメダルを覗きに来た選手に見せてあげるとことか
女子バレー決勝でソビエトを破った試合後、ベンチでひとり、安堵のような虚無感のような表情を浮かべる大松監督。
マラソンの給水地点の係員。立ち止まってのんびり水分補給する下位の選手。
周辺を映すことで記録される競技が減るわけですが、夏季大会の競技を全て網羅するのはどだい無理なので。
見終わって、あの競技もなかったこの競技もなかったとなりますが、もの足りない感じはありませんでした。

オリンピックがもたらすさまざまな表情は、傍観者には遠く遥かに鮮やかです。


映画
by august22moon | 2014-10-17 22:33 | 映画 | Comments(0)

「秋風、行きたい方へ行けるところまで」

14日の昼間は30度近くまで気温が上がりましたが、15日は冷たい雨の降る一日になりました。
夜には炬燵布団を出しました。
炬燵といっても、炬燵自体は点けずにホットカーペットを点けて、テーブルに炬燵布団を掛けて使っています。
掛け布団状態で寝転がってTVを見てしまうともう動けません。
怠惰な夜の始まりです。

冷え込んだまま明けた16日の朝、8合目から7合目辺りまで初冠雪が見られました。
絵に描いたようなツートンカラーです。
富士山をキャラクターとして描く時の白と青のバランス
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d0109373_21381360.jpgこんな、ね。




















これはお昼に撮りました。
15時頃再び眺めたときにはもう雲が取り囲んですっぽり見えなくなりました。
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あれやこれやなんやかんやで秋は進んで行きます。
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陽射しもあって秋らしい爽やかな一日。
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タイトル : 山頭火
by august22moon | 2014-10-16 23:19 | 季節 | Comments(0)

三浦大輔演出 『母に欲す』 wowow放映

13日月曜日は仕事でした。
夕方に一部在来線が運転を見合わせるとのことで、仕事が早仕舞いとなりました。
課長が見回りに来て、逆に早仕舞いのプレッシャーがかかって、ドタバタ帰り支度。

d0109373_0423411.jpgPARCO PRODUSEのステージ。
演出家、主演メンバーと気心も知れてる仲での安定した演出を感じました。
構成を分けてその都度家族の状況が変わっているのが面白かったです。

自堕落な生活を送っている兄は、母の危篤の連絡にもすぐに電話に出ず、時間のかかる夜行バスで実家に帰り葬儀にも間に合わない。
だらしない風貌で現れて、弟には責められるわけですが、この場面の池松壮亮くんが巧くて。
辛い展開を想像させましたが、
父親が葬儀から2ヶ月しか経っていないのに再婚するつもりの女性を同居させてからは、急にコメディー色が強くなりました。
兄は曖昧な態度なので、拒否する態度をしっかりとってくれと弟に言われる。
頭が上がらない兄は言われるまま従う。
ウチのお味噌汁は赤だしだって言ってとクギを指してからの夕飯の食卓の場面が可笑しかったです。
怪しい女性なのにずいぶんと控えめで兄弟に気を遣っているので、キツイ物言いが実は言い難い。
気弱な言い方の兄に向ける視線とか、悪いと思いながらなので逆に強い口調になってしまうところなんて、池松クン巧いですこと。
並んで食卓に向っているので、見えない位置の観客もいたでしょうに。勿体ない。

人気作家さんですが、こうゆう場面があると、映像のほうが・・・と思ってしまいます。
今回こうして舞台中継というかたちで残りますが、繊細な表情は観客に届き易いし。
3人同時に別の部屋で語らせるのは映像的でありながら舞台の面白さですが。

峯田和伸さんって初めて拝見したのですが、ぼんやりした気の抜けた表情が役柄に合っていました。
抜け出すことが出来ず、方法も見出せず、沈んだままの男のやるせなさが巧く表現されていました。
父親が職場の部下と言い争っているのを2階の部屋から駆け付けて、部下と父親を引き離す場面。
池松くんは先に駆けつけて父を引き離すのですが、遅れて駆けつけソファを飛び越えて部下を抑えようとするけど一瞬早く逃げられて床に不時着。
どこまでもダメねぇ・・・というところが巧く表されていました。

タイトルにしてもポスターデザインにしても、衝撃的内容を連想させますが、内容は普遍的なものでした。
本当の親孝行とはなんだったのか。
母は幸せな半生だったのか。
いつでも話せるいつでも出来ると思いながら避けて来てしまいその機会を失った後悔。
突然入りこんで来た女にしても母性を取り戻したかった。自分の子でなくてもいい誰かの子供でいいから母になりたかった。
若い作家が今現在の惑いといつか訪れる不安に、正面から向き合った作品でした。

by august22moon | 2014-10-13 21:56 | 観劇 | Comments(0)

土を踏みしめる

薄曇りで風が気持ちのいい休日。町内の運動会です。
今年は綱引きに参加しました。
参加メンバーが揃わず、やむなく中学生の女の子さんも参加。
対戦相手は優勝経験もある地区なので、一番前をお子さんにして、情に訴えようなんて冗談言いながら始まりました。
毎大会、秒殺で綱に引っ張られるパントマイムみたいな結果ですが、今年はちょっと粘れたんじゃない?とみなさんの総評。
腕をすり剥いちゃった奥さんもいらっしゃいました。
たいして戦力にはなってないわたくしめではありますが、終わった後は腰や肩にうっすらダメージ。
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今年も参加者が少なくて、リレーに出てと頼まれ困ってしまいました。
こうゆう役所主催の義務的行事ってなくならないかしら
でも、友人とその娘さんに嬉しい再会。
(通りかかったら、さらに一個ゴトッと落ちたカリン)
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地元では13日の夜から14日朝に台風19号が来るもようです。
また大きな被害がないといいのですが。
6日の台風では東海道線が土砂崩れでいまだに富士~興津間が不通のまま。
(秋明菊とホトトギス)
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不通区間利用者には、新富士~静岡間の新幹線自由席を特急券なしで利用できるそうですが、新幹線車内ではこの代替運行利用者へ向けて「デッキか通路をご利用ください」とアナウンスがあり、特急券購入の乗客が座席に座れるよう配慮されているそうです。
みなさん、きちんと座席に座らず立っているとか。

(陽が傾いて萎んでしまったけど、アメリカンブルーでしょうか?)
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(空に彩雲)
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最近は土の上なんてめっきり歩かなくなりました。神社の境内やお寺さんのお庭くらい。
グラウンドの乾いた土を歩いて思いました。

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by august22moon | 2014-10-12 22:46 | 季節 | Comments(0)

マット・リーブス監督作 『猿の惑星 新世紀(ライジング)』

d0109373_13940.jpgレイトショーで見たら、お客さん我々だけでした。
『レッドドラゴン』以来かしら?

第2作の監督は『モールス』の、というか『クローバーフィールド』のリーブス監督。
前作ラストで、人類滅亡を予告した細菌の蔓延はニュースとして描かれ、完全に「猿の惑星」と化したかのような導入部。
ですから、森の中で突然人間と遭遇する場面はちょっとびっくり。
しかもフツーにアウトドアウェア。しかもしっかり銃で武装。

どんどんB級になっていったオリジナルシリーズの勿体なさを補うように、最新の技術をもってシリーズ化される感じ。
今作では、オリジナルシリーズでシーザーの像が涙したのを思い出させる、シーザーの哀しき宣戦布告編というところ。

人間側の見応えある俳優さんとしてはゲイリー・オールドマンしかいないのが寂しいのですが、APESの内紛に重きを置かれて、そのあたりは面白かったです。
シーザー、間に合うのか!?みたいな。
人間の残酷さと共に優しさを知っている者の葛藤と、人間の残酷さしか知らずに復讐の念に燃える者との鬩ぎ合いの形も、オリジナルシリーズからのもの。
表情が繊細に見せられるので、シーザーの複雑な心境が丁寧に描かれました。
アンディー・サーキス大活躍です。

武器持って馬に乗っている画は、なんだか懐かしかったです。

しかし、どんな技術を持ってしても、やはりロディー・マクドウォールの眼はよかったですわぁ



満月も雲に掛かって仄暗い街灯の灯りも届かない一画を、若い男性と思しきシルエットが近づいて来ました。
は!?やだ!白いお面着けて歩いてる!?とドキッ
しかし単にスマホの明かりが顔に当たっているだけだったのでした。
逆に、なんでこっち見てんだろ?とばかりに二度見されちゃいました。
すみません、じーっと見ちゃって。

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映画
by august22moon | 2014-10-08 23:59 | 映画 | Comments(0)

森の中の黄色い蝶

d0109373_0134172.jpg台風接近を前に、曇りで時折陽射しもあるこの日はまず『weekend books』さんへ。

















d0109373_0455615.jpg企画展「ブローチ!ブローチ!ブローチ! あなたの胸にそっと灯るちいさなひかり」に、伺いました。
10人の作家さんの様々な素材で作られたブローチが店内いっぱいに並んでいました。
開店時間から15分ほど過ぎた頃に着いたのですが、既に店内大盛況。
レジは長蛇の列。
でもみなさん店内の雰囲気を楽しみながら並んでらっしゃいます。













それはそれは可愛くて美しいお作品ばかりでうっとり。
トレイ代わりに用意されたのはお皿!
好みのスイーツを選ぶようで素敵ですね。
私たちが出会ったのはこちら。布製の青い小鳥は『yuka moon』さん。
ハープとギターのユニット『tico moon』でハープ演奏をされている方!
左は『mimi senka』さん。優しくて落ち着いた色合いです。
右は私が選んだブローチ。「一目惚れですたい」。
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d0109373_0513961.jpg早速付けるも、位置がいまいちちょっと違う感。


















d0109373_0493693.jpgささ、急がねばなりません。
『Jun kobo bakery』さんの開店時間です。

















d0109373_0542827.jpg店内お客さんでいっぱいでしたが、いつものクロワッサンやチョコデニッシュは無事げっとできました。
秋らしい「南瓜あんぱん」もいただきました。
















クロックムッシュげっとー♪
先日いただいたタルティーヌが絶品だったので迷ったのですが、あまりに美しいビジュアルなんですもの。
こちらも絶品。美味しかったです!こちらを頬張りながら・・・
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富士宮の浅間大社へ。
参拝客の方々が多かったです。
お宮参りの方や早目の七五三詣りの方もいて賑やか。
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d0109373_1152414.jpg水屋神社にお参りして

















湧玉池を拝見
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そして、天然石ブレスを浄化するためお水に当てていましたら
おじさまが近づいて来て、たくさんお持ちですねー凄いですねーとずっと声をかけてらして・・・
一度お応えしたのですが、何度も声をかけてこられてちょっと閉口(苦笑)
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菅原道真公を祀った天神社にもお参りしました。
奥の森もパワースポットなんですって。

森の中から黄色い蝶がひらひらと舞い出てきました。
吉兆となればよいですねぇ
d0109373_137435.jpg





この日は、煎富士山頂上奥宮にお供えされた茶壺の口切りの儀が行われ、茶道黄檗弘風流でお煎茶が振舞われていました。
申し合わせなのか、お童子さんたちみなさん女郎花色のお召し物。
秋のやさしい陽射しに似合います。
お声をかけていただいて、私たちも頂くことに。
d0109373_157621.jpg





d0109373_261294.jpgおみくじ授与所の脇に水屋が設けられて、そこからお茶が運ばれてきました。
美しい色です。
玉露のようなまろやかな美味しさです。
二番茶もいただきましたが、渋みも出てこれはまた違った美味しさでした。
両親にお供えするように1袋頂いてきました。















d0109373_282387.jpg野点のお席には秋らしく鈴虫の虫籠が飾られていました。

私は以前同じ弘風流の茶道を習っていたこともあるのですが、丁寧に淹れられたお煎茶はほんとうに美味しいですね。
疲れもとれる気がして、心が落ち着きます。


たいへん結構なお服加減でございました。














d0109373_223686.jpgそれから『un quatre epice』さんへ

















d0109373_2241247.jpgちょっと暑くなってきていたので、涼しいところでコーヒーとケーキ。





















ケーキは、グレープフルーツのレアチーズケーキをいただきました。
さわやかで美味しいですこと!
ごちそうさまでした。
d0109373_2264948.jpg






台風18号接近で波が高くなってきていました。
d0109373_2321229.jpg




・・・なのに!
遠くに見えるは地球深部探査船「ちきゅう」!
現在清水港に停泊中だそうです。
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by august22moon | 2014-10-04 22:13 | 季節 | Comments(0)


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