2009年 08月 30日
堤幸彦監督作 『20世紀少年 最終章 ぼくらの旗』
原作を読んでいる方に尋ねても「なんで教えなくっちゃならないんですか!?」なんて拒否られた『ともだち』が誰なのか1年半かかって漸く判明して、すっきりー(笑)
長編の原作なので、たとえ3部作としてもダイジェストになってしまうのは否めないのか、荒い仕上がりになってしまった第二章でしたが、先日のTV版ではだいぶ修正されて納得いかない部分も解消されました。
原作を未読の者には、どうしても物足りない部分が出てきてしまいます。
原作との違いはともかく。
世界征服だとか地球滅亡だとかのコミックワールドが最後には心を打つお話になっていましたので、巧い役者さんの手堅い演技で見応えある作品になっていました。
これだけの役者さんを集めたのだから、辛い過去を背負ったまま悔いて、やり切れない思いのままの終わり方でも余韻が良かったのでは、なんて思いました。
ソレが出来ないから、人間、辛いんだし。
あの役者さんがあれだけの筈ないよねと推理していたのですが、やっぱり「ともだち」だったのね。
でも第一章で怪しいぞと気になったエピソードのことを忘れかけてて、どんでん返しもあって、充分びっくりさ。
狂気の表情はさすがでした。巧い。
特に、神木隆之介クンの巧いこと!
エンドロール後のラストシーンは良かったです。「堤作品」になっていました。
小さな役にも目が離せないのですが、遠藤賢司さんはやはり出てきました。
古田新太さんって学生時代バンドをやっていたとは知っていましたが、見事なドラム演奏ぶりに驚いちゃった。
高橋ユキヒロさん居るのにー(笑)
第二章では、え?コレだけ?なんて残念に思ってましたが、結局カッコイイ役だったのね。
唐沢さんのステージングもミュージシャンそのもの。
こちらは、ダイヤモンド・ユカイ氏観客にして歌っちゃうんですもん(笑)
上映前に、『沈まぬ太陽』と『カイジ』の予告編。
両方とも香川照之さんが出てるー!いつ撮影したの・・・!?