2010年 04月 09日
M・スコセッシ監督作 『シャッターアイランド』
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。
【ドイツ語で夢】
(劇中、「トラウマとはギリシア語で傷。ドイツ語では夢」というセリフが出てきます)
珍しく公開初日に観てきました。
迷ったんですが、珍しい試みに乗って吹き替え版を観ることにしました。
確かにサスペンスやミステリものでは表情や細かい仕草を見落とさないためには好都合かも。
字幕版に慣れているのでかなり違和感を感じながら観ましたが、声優さんは巧いので不満にはなりませんでした。
でもやっぱり字幕版も観ておきたいかな。俳優の声の芝居も聞きたいし。
なんたってサー・ベン・キングズレーやマックス・フォン・シドーが出ているんですから。
途中で伏線が張り巡らされているであろうと、細かい部分を注目していましたが、まったく関係ない部分で気になったことがありました。
カメラが切り替わると、顔の向きや腕の位置が変わっている場面があったんです。
あれ、すっごく気になっちゃいます。編集の結果なんでしょうが。
ディカプリオの腕を掴もうと、相棒刑事が出した腕が、カメラが切り替わったら下げてるんですよ。
それ伏線?なんか意味あんの?時間経ってるの?と?だらけ。
肝心のどんでん返しは面白かったです。
意外な部分にまで謎が仕掛けられていて。
さらに良かったのが、それだけでは終わらないで最後に意外な展開となったこと。
ディカプリオとスコセッシが組むんですから、単純には終わらないってとこでしょう。