2010年 12月 11日
リドリー・スコット監督作 『ロビン・フッド』
時代は12世紀末。十字軍の兵士としてフランスで戦っていたロビンは、イングランドの騎士ロバート・ロクスレーの暗殺現場に遭遇。ロバートの遺言を聞き入れ、彼の父でノッティンガムの領主であるサー・ウォルターに剣を届ける役目を引き受ける。かくして訪れたノッティンガムの地で、ロバートの身代わりになってくれと頼まれるロビン。彼の素朴な人柄は領民たちの人気を集め、ロバートの未亡人マリアンとも次第に心が通いあっていくのだが……。その行く手には、イングランド侵略をもくろむフランス軍との壮絶な戦いが待ち受けていた。
私には珍しく公開初日に見ました。
すっごく面白かったです。2時間20分あっという間で、もう1回見たいくらい。
合戦シーンがとにかく迫力ありました。
クライマックスのフランス軍上陸の海岸での戦闘シーンはまるでノルマンディ上陸で、特に壮観でした。
森の風景も美しかったんですが、この海岸が素晴らしかったです。
リドリー・スコットはロビン・フッドを実在したというスタンスで作っているとのことなので、リチャード獅子心王が料理人の射た矢によって撃たれたことやジョン王の愚かさなど史実も勿論描かれて歴史劇とも見れてしまいました。
ロビン自体もとても人間臭く時にユーモアを持って、魅力的なリーダーシップを持った男に描かれていました。
やっぱりラッセル・クロウはこうゆう役がお似合いですわ。
マリアン役のケイト・ブランシェットはイコンに描かれる女性のような硬質な美しさ。
ジョン王の妻となるイザベラがちょっと現代的な顔立ちなのが気になりました。
ウィリアム・ハートが出ていたのを忘れていて、エンドロールで執政マーシャル役と分かったほど別人みたいに見えました。パルパティーンみたいな風貌だったんですもの。声もくぐもってなかたし。
サイモン・マクバーニーが出ていたようなんですが、これは完全に見落としました。
この人見たことある誰だっけ誰だっけともやもやして、途中でやっと思い出しました。「ER」でアーチー役だった俳優さんでした。
ジョン王がロビン・フッドを無法者と宣言したところまででお話しは終わっています。
ハッピーエンドもよかった。
監督に続編の意思もあるようなので、出来たら見たいな。