2011年 03月 09日
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督作 『ツーリスト』
『英国王~』は見ておくべき映画だけどなんだか気が進まなかったので良かったかも。
上映時間まで1時間半ほどあったので先ず書店へ。
「演劇ぶっく」立ち読みして初めて小林賢太郎さんの舞台が県内公演が昨年秋にあったのを知りました。また見逃してしまいました。
でも来月単独公演『THE SPOT』が在るらしいので是非行ってみなくては。日程も大丈夫そう。
読みたかった『ディケンズ短編集』があってビックリ。先月来た時は在庫が無くて、岩波文庫だから注文しなきゃダメかと思い込んでいたんですが、さすが地域一番の大型店でした。
それから『カフェharuhi』さんで時間を潰しました。
カフェで本読むってなんて贅沢なひと時なんでしょ。
しかも『ディケンズ短編集』結構面白い。
・・・とディケンズに夢中になって上映時間ぎりぎりになってしまいました。
【ストーリー】
傷心を癒やすためイタリアを訪れたアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)は、ベニスに向かう車中で上流階級の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声を掛けられる。魅力あふれるエリーズに誘われるがまま、アバンチュールに酔いしれるフランク。しかし、それはすべて仕組まれたわなだった・・・。
スーパースターふたりの初共演。
アンジーはカッコよくてゴージャスで。(アイメイクがもの凄いけど) ジョニー・デップは珍しく素顔に近いし。
ポール・ベタニーも出てますし。『変身』のスティーブン・バーコフも出てますし。
そうそう、久し振りに見ましたティモシー・ダルトン。GG作品賞にもなぜかノミネート。でもコメディ部門って・・・。
ジョニー演じるフランクがやたら「アメリカ人め」と揶揄されていたり。
レストランでオーダーして、僕には素晴らしいチョイスですねなんて言わなかった、とか。
殺し屋が襲ってきてフロントに電話で助けを求めるのに焦ってボンジョルノを「ボン・ジョビ」って言っちゃたり。
ジョニーのコメディーセンスも活きて、ちょこちょこ笑える所もありました。
後で監督インタビューにジョニーがアドリブを結構入れていたとありましたが、ボン・ジョビと言ったのもそうだったんでしょうか。
サスペンスなので二転三転して最後にどんでん返し。
ちょっと予測できましたが、それでもへえ~っとなりました。
でも率直に言って
ジョニー・デップ、アンジー、ほんとにこれで良かったんでしょうか。
J・デップ来日時のインタビューで、「この映画には出てない」と答えた言葉が思い出されました。
質問の意味は違いますけど。
スター映画なんですね。
ファンが楽しめる映画というのもいいのかもしれません。
主役ふたりはヴェニスのロマンティックな景色に合って絵になるし。
狙撃班が一瞬で始末した場面は凄かったです。お見事。
字幕のセリフが端的で分かり易いかったんですが、やはり戸田奈津子さんでした。
さすがの意訳で洗練されたセリフになっていました。
先日ワイドショーでメイキングを放映していたのをチラッと見たんですが、アンジーとジョニーが噴き出しちゃってNGになってしまう場面がいくつか流れてました。
その中に、部屋に入って来た俳優さんが先に噴き出して笑ってしまったのに釣られてアンジーも笑ってしまい「先に笑ったの私じゃないわよ」。ジョニーも顔をそむけて笑っているという楽しそうな場面。
先に笑っていた俳優さんはポール・ベタニーだったのかしら。
風がものすごーく強かった一日でした。
お昼頃の地震。
地元は震度2くらい。
でも私まったく気付きませんでした。