2011年 07月 18日
宮崎吾朗監督作 『コクリコ坂から』
画風でなく技術だけは、ジブリが到達した圧倒されるような絵であってほしかったのです。
監督が違うと技術が踏襲されないんですね。
骨と筋肉と脂肪を感じさせる、体重の乗った動きがない。
主人公の女の子の背中を母親が擦る場面などは、手の動きもただ上下しているだけで背中も平面的に見えてしまいました。
『ポニョ』にも『ハウル』にも精気のある動きが表現できていましたから。
全て、「ジブリ作品」という期待感がそうさせるんですね。
ストーリーも少女まんがの域を出ていないのですが、
かわいらしいお話しなので、若いひとたちには楽しめる映画なのでしょうね。
声優陣が豪華。
岡田准一さんは高校生らしく若々しく瑞々しい声で。
長澤まさみさんも声がしっかり安定して。
大森南朋さんまでとは贅沢な配役です。
友人役の風間俊介さんは元々芝居が巧いのですが、所謂‘顔が出てこない’演技が素晴らしかったです。
映画の前に映画館のあるショッピングモール内の洋食屋『PUCA PUCA』さんでお夕飯。
赤いチェックのクロスがかわいい。
バジルたっぷりのジェノバ風。スープ、ドリンク、スイーツ付きセット。
こちらはカルボナーラ。
ゴマのババロアとオレンジシャーベットとチョコケーキ。
曇りの一日でしたが、
湿度が高くて夜になってもムシムシ。
大施餓鬼会の申し込みをようやくお寺さんにお渡し。
遅くなっちゃった。