2012年 03月 10日
トム・フーパー監督作 『英国王のスピーチ』 WOWOW放映
公開時に結局見に行けなくて、ようやく放映と喜んだら吹き替え版だったんですが、後日字幕版も放映され漸く見られました。
吹き替えの堀内賢雄さんも見事なんですが、これはやはり実の音声で聴かないと。
サー・デレク・ジャコビも出てますし。
それにしても、こうなると王冠を賭けた恋とか全てを投げ打って恋を選んだなんて一途どころか無責任に思えて。随分ときれいごとに描かれたものしか見てなかったのかもと思えたほど。
パーティー場面のシンプソン夫人の態度なんて・・・不遜なのね、なんか。
人物をフレーム脇に置いて、不安感や複雑なる心境を刻んだ映像。
コリン・ファースの繊細な表情と品格ある佇まいが素晴らしい。
適役。
俳優のせいかもですが、チャーチルがなんだか軽く見えてしまいました。
アルバートではドイツ的だなんてホントに言ったのかしら。
苦しむ寂しげな国王にすっかり心奪われてしまって。
書類を前に意味が分からないわたしには無理だと泣く場面は胸が詰まりました。
あのローグの訓練は演劇的手法なのでしょうか。
実は伯父が軽い吃音症があって、長男でしたが披露宴のスピーチ等は他の兄弟がやってました。
私は特に気にしてなかったので、なんで伯父さんやらないの?なんて母に尋ねてたくらい。
やはりストレス性なのか原因は今となっては分かりませんけど。
公式に民衆の前でその緊張たるや庶民との比ではないのですが、娘たちに絵本を読むことさえ躊躇っていたとは最早悲劇。
英国民ならずとも観客にはその決意のスピーチが胸に響きました。
コリン・ファース、『裏切りのサーカス』に出てるんですよね。
早く見たいなぁ・・・。
私も見ました!私「シングルマン」からコリン・ファース大好きで(笑)
「裏切りのサーカス」見たいですね!!!
私、見れるかどうか(涙)
「ドラゴン・タトゥー~」もお姉さん見たんだ、いいなと指をくわえておりました。
「シングルマン」の感想も読ませて頂いてたんで、これはファンになるよなーと納得。
今作のさすがの映画評も読ませて頂きました。
ほんと、いい作品でしたよね。
「裏切りのサーカス」絶対見たいけど、私の場合は地元に来るのかどうかが怪しい(涙)
だから、私も見れるかどうか(笑)
今、最高に忙しい時ですものね。
でも何にも代えがたい幸せな忙しさじゃないですか。
と、苦労をまったく知らない者が言っちゃう(苦笑)