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雪客

ご近所のおばあさまが94歳で亡くなられたと、区長さんから連絡がありまして。
仕事を終えてタクシーで乗りつけました。
葬祭場のあるところは、街中からかなり離れた山の中。
バス停で尋ねたところ、一番近いバス停からも徒歩でかなりあるし暗い山道だからタクシーのほうがいいですよと教えられまして。
なるほど、葬祭場のために開通させた新道とはいえ街灯もない真っ暗で急な坂道でした。

読経はすでに始まっていました。
ここで、あら?
受付カウンターには普段、ご近所の男性方がいらっしゃるのに。いない。
開いたドアから会場内を覗いてみたんですが、黒の平服にエプロン姿のご近所の女性陣が見当たらない。
あら、あらら?

とりあえず受付前に立って、お帰りになる参列者の方々へ渡すお飲み物の袋をカウンターに用意するのをお手伝い。
帰られる方々へ飲みものをお渡ししてたら、ロビーの向こうをご近所の方々が帰られるではないですか。
そこで驚いたのが、みなさんお手伝いの時の平服に黒エプロン姿ではなく、フォーマル!

えええ!?

そこで、区長さんからの電話の内容を反芻してみました。
「お手伝いはいらないそうなの。お付き合いのある方だけ、ということで。」
精進落としのお弁当や寿司折りなどをテーブルに並べたり、先のように飲みものを渡したりはしますが、一昔前はご近所の女性陣はお料理作ったり、おつまみ用意したりといろいろお手伝いがあった地域なんですね。
だから、その頃のようなお手伝いはしないという意味で、お手伝いは不要といつも言ってるんです。

どうやら真相は、精進落としも別会場でお手伝いの仕事はまったくないので、お付き合いのある方だけ参列する、ということだったらしいのね。
次回からは細かく確認しなくては。
ですので、皆さんが出られたところでお焼香させていただきました。
ここ数年お会いしていませんが、子供のころから知っている方なので。


(写真は、水路で抜き足差し脚してたアオサギの若鳥。フラッシュなしでいってみました)
雪客_d0109373_23521190.jpg




タクシー呼んで駅まで戻って、ふと、ご供養にとこじつけて呑んで帰っちゃおっかなーと思いつきまして。
ところが、お目当ては団体さんで貸し切りみたい。で、諦めて帰宅したのでありました。

(フラッシュ焚いても抜き足差し脚。何に照準定めてんのか)
雪客_d0109373_23531021.jpg

by august22moon | 2013-01-23 22:19 | 出来事 | Comments(0)

出会った本、映画の感想。日々のこと。


by august22
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