2013年 01月 27日
木星や火星の春を想う
『awatenvou』さんでお夕飯です。
レトロな建具のこちらのお店は、強風で随分カタカタ揺れたことでしょうね。
大きな籠にも膝かけが用意されています。
店内に置かれた雑誌「ボタンとリボン」の3号には、こちらのお店が特集されていました。
オーナーさんと親しい方々のコメントや、もの静かなオーナーさんが珍しく華やかに笑ってるお写真など、楽しい記事でした。
「見つけちゃいましたー」と言うと、オーナーさん、うふふと恥ずかしそうに微笑んで。
今月のメニューは、ロールキャベツの白味噌仕立て!
これ、09年2月にこちらへ初めて入った時のメニューです。
とっても美味しくて、それ以来こちらのファンになったのでしたが、あれ以来全然ロールキャベツが出て来なくて。また食べたいのになーと待ち焦がれておりましたの。
オーナーさんにリクエストっぽく、やらないんですかー?と伺っても、いつもの「ああ・・・うふふ」でかわされてしまって。
巻くの大変だからかなぁなんて。
変わらぬ美味しさです。前のよりお肉が主張してる感じ。辛子味噌もちょうどいい辛味。
お箸で簡単に切れて、とろとろです。
サイドメニューはグリーンサラダとレンコンのバルサミコ炒めと、蕪の梅酢和え?
これに、五穀米のごはん。
『ボタンとリボン』では、こちらのオーナーさんのひととなりにも触れられています。
人気雑貨店『hal』のオーナー後藤さんは、こちらのお店が欠けた器も大事に使っていることを取り上げてらっしゃいます。
器はいつか欠けることもあるもの。
「その欠けがいつかまるくなってゆく」と、後藤さん。
さすが、目の付けどころが違ってらっしゃる。
たいへん美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
それから用事を済ませて、コーヒーでもということになりまして。
遅くまで開いてるといったら『cafe day』さんしかなくて。
あ、看板を撮ったら、お月さまと並んで、微かにシリウスと・・・プロキオン?
見上げれば、双子座からカペラまで、大きく弧を描いて見える・・・はずなんですけどね。
コーヒーのつもりが、冬メニューのマシュマロショコラ。
温まります。
突然、傍らでゴトッ。
見ると、カウンターに置いたらしいアボカドが落ちてごろん。
奥さま、「申し訳ございません!」と慌ててカウンター内から小走りに出てらっしゃいました。
こちらの床はアスファルトですが、オーナーご夫妻はいつも靴音のしないスニーカー履きだったことに気付きました。
気遣い、ですね。
(ライトの加減でキューブアイスがきれいに見えました)
店内はオーナーさんセレクトのCDが流れていました。
ビートルズやらアバやらのカヴァーのその中に、「Fly me to the moon」。
月の美しい夜に相応しい。
・・・シナトラの声かな?あのゴージャスな、「ザ・ヴォイス」みたいでした。
先日の全豪オープン。フェデラー対マレー戦の終盤でカメラが大きな月を映したので、もうすぐ満月だと思い出したのでした。
・・・試合結果は残念。なんでまたマレーなのっ
少し流れてしまったけれど、雲が龍のようで、目が光っているみたいでした。
煌々。
タイトル : 「Fly me to the moon」
♪ Fly me to the moon
Let me play among the stars
Let me see what spring is like on Jupiter and Mars
わたしを月まで連れてって星の間で遊ばせて木星や火星の春のようすを見せてってずいぶんなトリップぶりですが、惑星の春を想うって、壮大ロマンチック。