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佐藤祐市監督作 「ストロベリーナイト インビジブルレイン」

佐藤祐市監督作 「ストロベリーナイト インビジブルレイン」_d0109373_128257.jpg【あらすじ】
警視庁捜査一課の刑事として活躍する玲子(竹内結子)が率いる姫川班は、管轄内で起きた4人の殺人事件を担当することになる。警察が合同特別捜査本部を設けて捜査に臨む中、犯人を名指しした匿名情報が寄せられるが、上層部からはすべてを黙殺しろとの命令が下る。玲子は単独で捜査を続け、その過程でマキタ(大沢たかお)と出会う。











閉店前日の西武でSALE品見てから、トラと漂流と迷って迷って、TVシリーズもあまり見てなかったのに見てしまいました。

最近、TVドラマに出て来る刑事役の女優さんって、ちゃんとスーツ姿な方が多くありません?
全部見てるわけじゃないのに言ってますが。
あ、天海さん違ったか。
みなさん、スタイルいいので、映えますねぇ。

姫川は、デキるノンキャリ警部補なようですが、見た眼どおり「お嬢ちゃん」とか呼ばれたりしちゃうんですね。
颯爽としたハンサムウーマンな女優さんがやりそうな役を、竹内さんかなり頑張って演じていました。
コトッと崩れて女が出てしまう脆い感じは合ってるんでしょうね。
「絶対乗り越えてみせる」なんて部下の前で言葉に出して言わせるのはね。

もうね、大沢さんが素敵ですこと。
目が鋭いので、若頭補佐なんて役がお似合い。
困ったさんなハリウッド映画『イントゥ・ザ・サン』でもヤクザの若頭みたいな役で。オールバックの髪型も鷹のような目つきもかっちょよくて、そこで笑いとってるの!?な主演俳優氏が緊張感崩しちゃっても、生死を賭けた緊迫感が戻りましたもの。

なんていうんでしょう、美声ではありませんが、一語一語がきちんと届いてくるんですね。
声を霞ませるのも表現ですが、語尾までしっかり発音して、それでいて陰影のある声です。
思えば、南方先生の珍しく抜けたセリフ、「地理だったんだよなぁ・・・」の「地理」も、滑舌が難しい気がするんですが。
でもしっかり届いた。
今作でもそんな感じ。

最期の笑顔も素敵ですこと。・・・ポンポン、なんてされちゃって・・・ねぇ。

佐藤祐市監督作 「ストロベリーナイト インビジブルレイン」_d0109373_17772.jpg



サブタイトルがインビジブルレインですが、ラスト以外ずっと雨ふり。全編雨というのはどうゆう意図なんでしょう。
でも濡れてる感じがしない雨でした。
雨音が聞こえなかったからかな?

犯人役でまたまた染谷翔太くん登場。売れっ子ですねぇ。
お殿さまより、こうゆう役のほうが似合ってる気がしました。
予告編では『脳男』。これにも出てるんですね。で、またまた二階堂ふみさん。
ペア?
ぞっとさせるいい造形のシリアルキラー演じてます。
斗真くん、横顔が手塚作品みたい。
『ダイハード』の予告編ってなぜ笑えちゃうんでしょう。
第9で笑えちゃうって。

あ、すっかり脱線。

菊田は哀しい役どころですねぇ。姫川も気づいてて・・・ってとこがまた哀しい。
西島さん、複雑な真情滲ませ耐える男が合ってますねぇ。満面の笑顔も尚哀しい。
役柄が役者さんそれぞれに定番で手慣れた感じでした。
アウトレイジな方々から組対の方々まで。
それにしても生瀬さんはなぜあんなに悉く発言遮られるの?(笑)
この写真みたら、『マークスの山』でお蘭が捜査会議で発言する場面を思い出しちゃいました。
もっとムスッと不機嫌そうな表情で。一番巧かったなぁ・・・一番原作に近かった。

はっ!大沢さん、合田、どうでしょ!?
『藁の楯』で確認しましょ


あ、また脱線。
佐藤祐市監督作 「ストロベリーナイト インビジブルレイン」_d0109373_122929.jpg



刺されて入院してる大沢さんが急変して、お医者さんが心臓マッサージ始めるんですが、
その時、大沢さんの左脚の膝が動いたんですが。
ほんとに押されて痛かったとか?違いますか?

見終わって、あ!最終行っちゃったじゃん!と焦りましたら、人身事故で40分遅れた電車に乗れました。
あまり寒くも無く、欠け始めた月のきれいな夜でした。

で、帰宅してから。
WOWOWでしたか、スティーブ・マックイーンの特集番組みたいなの見まして。
映画評論家さん?2人が、マックイーンの映画裏話を披露してたんです。
『荒野の七人』では、台本にない細かい動作を加えていたそうで。で、その場面が出るんですが、確かに帽子をちょっと持ちあげてみたり、弾こめるのにも耳元でいちいち振ってみたり。ヴィンはちょっととぼけた役柄でもあったので、彼なりの役作りだったわけです。ところがユル・ブリンナーには「なぜそんなに動くんだ」と顰蹙かったりしたそうで。
『大脱走』では見せ場の無い役どころに不満で、唯一の見せ場である国境前の丘を逃げ回るバイクも、『ブリット』のカーチェイスシーンも、自ら運転することを志願したとか。
そうやってスターの地位を確かなものにし、歴史的名シーンを創り上げたのですね。

あ、そうそう。
ファッションのことも話題になってましたっけ。「服が似合う」って。
絵になるってのは、スタイルのよさだけではないわけですね。
『大脱走』のあのトレーナー。野暮ったくなりそうなところ、袖を7分丈に切ったとこが、勝利。

映画
by august22moon | 2013-01-31 22:07 | 映画 | Comments(0)

出会った本、映画の感想。日々のこと。


by august22
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