2013年 05月 20日
マイケル ベイ監督作 『バッドボーイズ 2 バッド』 テレビ静岡放映
息子さんと再共演ですが、まあすっかり大きくなってジェイデンくん。
ナイト シャラマン監督作だけど脚本は別の人だからダイジョブかな?
マイケル ベイ作品は『アルマゲドン』しか見ていなかったのですが、なんかアメリカ万歳な映画が多いですね。軍側が撮影に協力的な監督なのが解る。
なんとなく見初めて、低予算映画と聞いてたけどそのわりにハデなアクション映画だなーと見ていたら『2』でした(笑)
本当はデビュー作の第1作のほうを見たかったんです。
低予算で、監督が自腹を切って撮影に使う現金用意してまで制作されたのが予想外のヒットとなりこれで一躍人気監督になった出世作ですし。
前作のヒットを受けて潤沢な制作資金を得たようで、カーチェイスの末の多重クラッシュから、ヘリによるスピードボート追跡劇、豪邸爆破、ハマーで斜面の家々を破壊しまくって突き進んで・・・まぁハデですこと。
この監督お得意のキレのあるカメラワークとカットがスリル満点大迫力。
これはスクリーンで見ておくべきでした。
前作で出来なかったことやりたいこと全部盛り込んだって感じ。
最後はキューバに拉致された潜入捜査官救出に警察ばかりか官僚まで二の足踏む中、仲間の警官が出てきて集まるシーンなんて背後の窓から後光差しちゃって・・・。
しかも元・デルタフォースの警官なんているので、救出劇はまるで戦争(笑)
ウィル スミスとマーティン ローレンス演じるバディの軽妙な会話が可笑しい。
この放映は吹き替え版でしたけど、リズムとイメージに合った洒脱な言葉使いでした。
ストーリーはありがちなんだけど力技で持ってっちゃった、観客にとっても監督にとってもストレス解消ムービーでした。
トニー スコット監督作 『エネミー・オブ・アメリカ』 TBS放映
で、ついでと言ってはなんですが。
99年4月の公開時にも見に行き、放映の度に見ちゃいます。
今更ですが、監督はトニー スコットだったんですよねぇ。
もっといろんなジャンルの映画を撮って欲しかった・・・。
今回、声優さんが一新されてました。
ウィル スミスがDr.カーター・・・じゃない、平田広明さんに。
レイノルズの部下ヒックスは小山力也さんに。
小山さん、比較的冷静なセリフも多い役で、辛うじてジャック バウワー色は押さえられていました。
平田さんはその巧さから、ジョニー デップからマット デイモンまで吹き替える売れっ子ですが・・・ううむ、ウィル スミスは違うかなぁ・・・。東地さんのほうがまだいいかな?
でも、スリルとユーモアが混在する展開は何度見ても面白いです。
ウィル スミスの持つ軽やかさがスピーディーな展開に合ってるし。
追跡者の見た目と通信衛星の映像の切り替わり方とか。雨の中をゆらゆらと喧騒に紛れて街角に消えて行くジーン ハックマンの後ろ姿とか。
自転車を追いかけるNSA工作員、はえー!とか(笑)。ポテトチップスの袋の薄さ加減とか(笑)
ダビング出来るまでのハラハラ感とか。真面目にやってるジャック ブラックとか。コックのおじいちゃんまでショットガン持ってるとか。テープの隠し場所としてイタリアンマフィアのところへ行った時の、双方が別のテープのことで返せ渡さないの応酬が続く場面は、マフィアと政治家を手玉に取って痛快。
何度見ていても思うんですが、アジトを発見され、操車場をディーンとブリルが逃げる場面。
列車が来る寸前で転んだブリルをディーンが助け起こした後、肩からバッグがずり落ちた時のジーン ハックマンの自然な動作がなぜか印象に残っていたんです。ほんの数秒のカットですが。
意外と仕草が洗練されてるんですよねジーン ハックマンて。
前回放映ではカットされたか見逃がしたかで分からなかったんですが。
スクリーンでは引きの全身ショットだったと記憶してるのに、上半身だけのショットなんですよねぇ。
・・・ストーリーには全然関係ないのに妙に忘れられないカットってあるんですよね。