2013年 09月 26日
ニール・ブロムカンプ監督作 『エリジウム』
超富裕層のみが住める地球から400キロ上空に浮かぶスペースコロニーデザインにシド・ミードが参加しているそうで、やはりデザインが面白い。
リング状の内部にだけ住んでるんじゃないのね。
地球上からは空にうっすら浮かぶ見え方も妙にリアルでした。
未来世界の新型ランチャーも凄い破壊力。映像もよく見えなくなるくらいは衝撃波。
地球からの密入国機を攻撃するのがコロニーからじゃなくて地球からのロケットランチャーってのが、また凄い。
荒廃した街の画は『第9地区』のまま。
地球に潜入しているエージェント・クルーガー役の俳優さんが『第9地区』のヴィカス役のひとだったりしてちょっと似てるかもと思ったら、本当に同一人物でした。びっくり。別人ですものー!
エイリアンのクリスは約束守って帰ってくるのかなーなんて思いだしてる場合じゃありません(笑)
今度は凶悪な暗殺者。
クルーガーには英語をかなり強い訛で喋らせていてそれがアウトサイダー感を強調していました。
アフリカ語訛らしいですが・・・前作にかけてたのかな。
マット演じるマックスの友人フリオがいいひとでねぇ。
お金出したげるとか重症おったマックスを介抱したりここは怪しいからやめようと心配したり・・・。
演じるディエゴ・ルナは、スラムに住むチンピラって役柄でワイルドな風貌にしていましたが、目も可愛らしくて結構きれいなお顔立ち。
ジョディー・フォスターは元来の知的な風貌とその低い声もあって、こうゆう役柄がぴったり。
スーツにヒールで、カッカッカッと歩く姿も隙がない。
魅せる歩き方じゃなくて、彼女が普通に歩いてるだけで威圧感がある。
さらりと総裁を更迭しちゃうし。
カメラワークやカット割りが早いだけでなく、横にスライドしたり突然ストップモーションになったりと想定外な動きをするので、迫力満点。
ストーリーも、大まかな設定以外は情報を入れないで見たので、展開もスリリングでした。
それでも最後は再生するんじゃないかな?と完全ハッピーエンドを想像してたんですが・・・。
予告編では、ロバート・レッドフォード監督主演作『ランナウェイ/逃亡者』。
ポスターでレッドフォードの顔がまた別人で心配しましたが、本編では大丈夫みたい(笑)
実話を基にしたトム・ハンクスの『キャプテン・フィリップス』も期待できそう。