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デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映

デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_7375022.jpg『アメリカン・ハッスル』が1月公開だったことを見落としてショックな日々に、なぜこれ見なかったのか後悔の一作。
ブラッドリー・クーパーがこんなにいいとは思わなかったんですよね。
『ハングオーバー』がまずかったですね・・・

吹替え版を先に見ました。
B・クーパーの声より若々しい声でしたが、症状の落ち着いた時のどこか幼さが戻ってしまったような表情によく合っていました。
「もうこの話は止めよう、何人と?」ですって(笑)
デ・ニーロの力にもよるんでしょうが、親子の会話のテンポがとてもよくて。
吹替えを羽佐間道夫さんだったのも功を奏していました。
「じゃ、ヘミングウェイに謝れ」とか「その第六感で警官来ること感じろよ」とブツブツ言うトーンが可笑しい。
(『トゥルーライズ』で、突然出て行った妻が一切の家財を持って出て行ったことに呆れて、「製氷皿までだぞー!」は今思い出しても笑えます)
パットが仕方なく薬飲むのを少し離れた柱に寄りかかって見ている辛そうな表情は流石の巧さ。

逆上したステファニーに「人生を楽しむのを恐れてる。心を開こうとしない」と突かれたうえに、トラウマ曲の「My Cherie Amour」が聴こえて来た時の哀しそうな顔なんて・・・秀逸。
ステファニーの不安定っぷりも妙にリアルで。こうゆうめんどくさいタイプ居そう。
ショックから自暴自棄になるひとって居そうですけど(11人はひどいけど)薬物療法まで必要とは。
傷ついた者同士、惹かれあって、夢中になれることをみつけて、立ち直るまでのお話しはありふれているのに、演じる人たちの巧さと会話のテンポ、編集の妙で、秀作になりました。
クリス・タッカー、今作に乱入って感じ(笑)
ダンス大会で4点台しか出ないのを慰められてたのに(優しい!)、賭けの5,0点が出て大声で大喜びするところは、お約束で充分予想がつくのに喜んじゃったじゃないのっ
ダンスも決して上手いってわけでなく失敗もあって、いかにもC・タッカー作って感じで。
でも2人が凄く楽しそうに踊れる振付なのが良かったです。
5人目のジャッジにはそれが伝わったのかな?

その後、改めて『W座』で字幕版を見ました。
水丸さん「いかにもアメリカ的な出来事ばかり」と。
アメフト試合の賭けとか、ファン同士のヒートアップとか、ダイナーの喧嘩で冷やかしの口笛もそう。

お水を満たしたヘルマンズ・マヨネーズの空き瓶が病室の棚の上に置いてあって、退院する時も抱えてて、自宅キッチンにもずっと置いてありましたが、あれなんなんでしょ。
薬のカップが蓋の上に置いてあって。
ヘルマンズである意味は?
モノに拘るところを見せてるだけなのかな?

「痩せた」という設定を抜きにして、ジョナ・ヒルが演じても似合いそうなんて思ってましたが、B・クーパーさすがアクターズスタジオ仕込みな繊細で健康的な表現は素晴らしかったです。
ああ・・・『アメリカン・ハッスル』・・・無念


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デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_11362930.jpg今年のオスカーは順当に渡った感じでしたね。
『風立ちぬ』も取らせてあげて欲しかったんですが、90周年作だし主題歌大ヒットだし、仕方ないですね。
CGアニメじゃなく手書きだって解ってるのかなぁアカデミー会員さんたち。
『ダラスバイヤーズ~』の主演・助演賞受賞に、スタジオゲストの寺島しのぶさんが、意気込みは変わらないけれどと付け加えて「低予算作品だと、芝居で補おうと余計に燃えるんですよね」と。
寺島さんが仰ると納得です。

ニコール・キッドマンは今年も来なくて残念。
相変わらずアンジーは、ドラマチックな彼女の美しさに相応しいし息をのむような特大ダイヤ。
エリー・サーブの繊細なガウン。彼女が昨年の手術以降に健康で美しいスタイルを取り戻していることを証明するためにこのデザインをチョイスしたそうです。
「E!」はこの夜が夫妻にとって重要な夜であったと伝えています。
世界へ向けた毅然としたメッセージ。
かっこいい女性です。










圧勝でオスカー獲得のケイト・ブランシェットはアルマーニ。
シャンパンの泡のように美しいガウン。
イヤリングがガウンの光を邪魔しないオパールというのが素敵。
サリー・ホーキンスは妹役だから一緒に居たのでしょうが、なぜケイトのガウンを事前リサーチしとかなかったのか・・・なぜ前髪あんな長いのか・・・
人気No.1だったルピタ・ニョンゴの美しきプラダ。このショット素敵。まさにシンデレラ。
デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_938652.jpgデビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_18134361.jpg























ヌードカラーが目立ちましたが。このおふたりのネイビーも素敵でした。
素材の良さが強調されたグッチをチョイスしたエイミー・アダムス。
イヤリングはティファニーなんですが、ロードクロサイト・ラピス・ターコイズ・ダイヤという面白いデザイン。

サンドラ・ブロックはA・マックィーン。
彼女はやっぱりウエーブヘアーのほうがいいと思います。
デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_940467.jpgデビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_9402973.jpg























司会のE・デジェネレスは、前回よりは無理なくやれたように見えました。
作品賞紹介パロディーVがなかったのは残念でしたが、かくし芸的ショーや長々とコントするより、写メ撮ったりツイートしたりピザ取ったりは面白い企画だったんじゃないでしょうか俳優さんたち、ちゃんとノッてくれたし。
この時のアンジーがブラピの後を追って、チョコチョコっと小走りに寄って来たのが可愛かった!
デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_11521987.jpg






デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_1205414.jpg手がベトベトになっちゃうのに取らせるの?と思ってたら、
ジュリア・ロバーツは自分から取ってるし
ケビン・スペイシーは代金多めに払ってるし
ブラピは席立ってお手伝いしてるし












デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_1213862.jpgほんとに食べてるし
レオもこうゆうとこ席を立っても参加してくれればいいのにね
ここにジョージ・クルーニーがいたら数倍楽しいことになったでしょうに

スタジオゲストの三谷幸喜氏、作品賞決定後「監督のおかあさんはなぜ紛らわしい名前つけたんですかね。これからは『大脱走』のスティーブ・マックィーンって言わないといけない」
やはりオスカー取れなかったディカプリオについて「ディカプリオはねぇ・・・もう少し様子見たいんだよねぇ」ですって(笑)
60歳位になったらいい役者になるだろうと。
賛成。








デビッド・O・ラッセル監督作 『世界にひとつのプレイブック』 wowow放映_d0109373_12322079.jpgジョニ子さんとタラちゃん。このおふたりはコンビなのか?

真央ちゃん応援して讃えてくれてありがとー(笑)


外国語映画賞プレゼンターのユアン・マクレガーとディオナ・デイヴィスが登場して来た時のBGMが聞き覚えがあるのに思い出せなかったのですが、『ドライビング・ミス・デイジー』かな?
すると、ふたりには関係ないか・・・

映画
by august22moon | 2014-03-07 22:34 | 映画 | Comments(0)

出会った本、映画の感想。日々のこと。


by august22
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