2014年 03月 15日
C・バック J・リー監督作 『アナと雪の女王』(吹替版)
ディズニーアニメをスクリーンで見るのは初めてでした。
冒頭にモノクロ時代の作品を使ったショートフィルムが流れました。
お客さんもかなりの入りで、吹替え版だからか親子連れがとても多かったです。
元々、半世紀以上前から驚愕のクオリティーを誇るディズニーだけに、顔はデフォルメされて描かれていても表情は繊細で、引きで見た動きは実写と見紛うほどで驚きの連続でした。
アンデルセンの『雪の女王』からオリジナルストーリーを編み出したとのことで、トナカイに乗って雪の女王の城へ行くとか、愛の涙が窮地を救うというポイントが使われています。
ディズニーらしい安心して見られるストーリーでしたが、登場人物の個性的なキャラクターや、危機やどんでん返しがあったり。
スヴェンが子供の頃に偶然目撃した光景が、後年役に立ったり。
ハンスが登場した意味など、大人の鑑賞にも耐えうる楽しい展開。
成長していくアナの出し方も巧い。
トロールが出てくるんですが、陽を浴びると石になるのではなく、普段は石になってる設定。
みんなクリスタルのネックレスかけてるのね。
松さんの歌唱力は分かっていましたが、神田沙也加さんの歌や声の演技の巧さに驚きました。
『レミゼ』のコゼット等のミュージカル出演活動は知っていましたが、アニメの吹替えに相応しい抑揚が出来ていて、調べたら声優の専門学校で学んでいたんですね。
どこかママの歌声を彷彿させる部分もありました。やっぱり似るんですね。
エンドロールで流れる歌と比べると、松さんって無垢な声なんですね。
ううむ・・・それでもやっぱりイディナ・メンゼルの歌も大音量で聴きたいかも。
改めて聴くと「Let it go」って、ラストシーンにこそ相応しい歌でしたね。