2014年 08月 28日
ギャレス・エドワーズ監督作 『GODZILLA ゴジラ』
キングコングは見たことあるんですけどね、TVで。
さすが夏休みということもあってか多くの観客で盛況でした。
都合のいい上映回が3D吹替え版しかなかったのですが、ゴジラやムートーが暴れる場面では迫力満点です。
でも家の中や車内のなんてことない会話の時まで立体映像だとウザイ気がしちゃいましたですよオバサンは。
吹替え版の洋画を見るのは3度目かな?声優陣はE・オルセン以外は違和感なかったです。
主役の一人となる爆弾処理班の青年フォードの背景となる父親役の俳優さんが魅力がなくて、前半は退屈でした。
デヴィッド・ストラザーンが登場してようやく映像が引き締まってほっとしました。
肝心の主役ゴジラがなかなか現れないと聞いていましたが、ほんと出て来ない。
でも、大きく波打つ海面とか、島のような大きさの背びれから見せるのはまるで『ジョーズ』。
その脅威ぶりは伝わってきました。
特に思い入れもない私でも、ワクワクする登場場面でした。
個人的に一番盛り上がったのは、HALOジャンプですね。
あの高高度降下低高度開傘。
輸送機(C-17?)の開いたカーゴドアに朝日に向かって立って。・・・あれ朝日でよかった?
雲間から、足に付けた赤い発煙筒が幾筋も降ってくるところはかっこよかったですー。
プロパガンダ的に米軍大活躍です。
人間相手じゃないと清々と闘えるとこですが、なんたってまだ市民が退避しきれてない市街戦。
苦戦。
巨大な怪獣をストレートに見せず、様々凝った演出でした。
降下の際にもシールド越しにムートーを見る映像があるんですが、他にも車のワイパーが動くフロントガラス越し、しかもドライバーの頭がシルエットに映りこみながら迫りくるゴジラを捉えた映像などは3Dらしさを出したものですが、より緊迫感が出ました。
で、ゴジラはただの暴れん坊な破壊者ではない設定なんですね。
散々暴れて人類の敵となったのはムートーのほうで。
ムートー退治してさらりと去って行ったのは続編を意識してのことでしょうかね。