2014年 10月 08日
マット・リーブス監督作 『猿の惑星 新世紀(ライジング)』
『レッドドラゴン』以来かしら?
第2作の監督は『モールス』の、というか『クローバーフィールド』のリーブス監督。
前作ラストで、人類滅亡を予告した細菌の蔓延はニュースとして描かれ、完全に「猿の惑星」と化したかのような導入部。
ですから、森の中で突然人間と遭遇する場面はちょっとびっくり。
しかもフツーにアウトドアウェア。しかもしっかり銃で武装。
どんどんB級になっていったオリジナルシリーズの勿体なさを補うように、最新の技術をもってシリーズ化される感じ。
今作では、オリジナルシリーズでシーザーの像が涙したのを思い出させる、シーザーの哀しき宣戦布告編というところ。
人間側の見応えある俳優さんとしてはゲイリー・オールドマンしかいないのが寂しいのですが、APESの内紛に重きを置かれて、そのあたりは面白かったです。
シーザー、間に合うのか!?みたいな。
人間の残酷さと共に優しさを知っている者の葛藤と、人間の残酷さしか知らずに復讐の念に燃える者との鬩ぎ合いの形も、オリジナルシリーズからのもの。
表情が繊細に見せられるので、シーザーの複雑な心境が丁寧に描かれました。
アンディー・サーキス大活躍です。
武器持って馬に乗っている画は、なんだか懐かしかったです。
しかし、どんな技術を持ってしても、やはりロディー・マクドウォールの眼はよかったですわぁ
満月も雲に掛かって仄暗い街灯の灯りも届かない一画を、若い男性と思しきシルエットが近づいて来ました。
は!?やだ!白いお面着けて歩いてる!?とドキッ
しかし単にスマホの明かりが顔に当たっているだけだったのでした。
逆に、なんでこっち見てんだろ?とばかりに二度見されちゃいました。
すみません、じーっと見ちゃって。