2015年 07月 13日
ブラッド・バード監督作 『トゥモローランド』
公開から日数を経ていりレイトショーでしたが、結構お客さん入っていました。
しかもエンドロールが終わるまで立ち上がる人がいなかったというのも珍しい。
ケイシーを演じるブリット・ロバートソンは高校生にしては落ち着いた表情を見せるな思ったら、やっぱり25歳だったんですね。
元気一杯に突っ走る女の子の感じは頑張って表現していて、可愛らしいところもありました。
コーラ2本一気飲みとか。・・・飲めるかいっ
ピンバッジを求めて向ったSFショップの中が傑作で、さまざまなSF映画のフィギュアや小道具に加えて、ハン・ソロのカーボンフリーズがあったりして。
弟ネイトくん役が『ルーパー』で超能力を持つ少年を演じたピアース・ガニォンくん。
今度は目つきも優しく、子供らしい健康的な男の子役。
お姉ちゃんにむりやり起こされて、まだ瞼が開けられないまま飛び起きるところなんて可愛かったです。
オーディオアニマトロニクス(AA)の未来少女アテナを演じたラフィー・キャシディちゃんのクラシックな美少女ぶりが物語の不思議感を盛り上げています。
故障して言語が日本語になっちゃうというのは、公開される国ごとに違う言語にしてるんでしょうか。
だとしたら凄いわぁ。
ジョージ・クルーニー演じるフランクの家の防衛装置の数々も傑作。
武器のひとつの音叉もまた可笑しくて。人間にしか効果が無いと聞いたケイシーにもしロボットだったらどうゆう反応なんだと尋ねられて、アテナのおデコにコンと当てて「痛っ、なにすんのー」と怒られて「怒る」と答えるところなんてクルーニーらしいテンポ。
エッフェル塔の蝋人形に、エジソンとエッフェルと共にニコラ・テスラやジュール・ベルヌが居て、秘密結社「プルス・ウルトラ」の存在を示したのは面白いんですが、このメンバーの関わり方がちょっとよく理解できませんでした。発想ということでよいのかな?
シド・ミードのデザインは、通過するだけでは勿体なくて、もっと見てみたいと思わせる楽しいデザインでした。
あの高飛び込みプール?が特に面白い。
もっと寄せて見せてほしかったです。
テーマとしては目新しさはありませんし、そこ高校生が発見するまで誰も解決できなかったの?とか、路上ライブしてる日本人青年になにを託すのか何が出来るのか、なんておばさんはひねくれた視線で見てしまうのであります。生身の人間が演じる実写版だからでしょうか。
全編ディズニーならではの夢と冒険と希望に溢れた世界。
最後にも出て来た麦畑のシーンは無垢なディズニーらしくて印象的でした。