2016年 05月 08日
コリン・ファース2作 wowow放映
エマ・ストーンを新ミューズで迎えたラブコメ。
20年代、花の咲き乱れる夏の南仏、有感マダムと紳士たち。
無邪気なラブコメに相応しい舞台を揃えた映像はとっとも楽しかったです。
コリン・ファースが高慢で鼻もちならない一流マジシャンという設定。冒頭から文句炸裂。
で、そんな男が恋のマジックにかかってしまうわけですね。
ポケットに手を入れた立ち姿、軽く指に挟んだタバコ、帽子のつばをなでる仕草なんてね、おとなの余裕と品格が相変わらず素敵です。
ソフィを演じるエマ・ストーンが可愛くて美しくて笑顔も最強。一瞬で相手を魅了するちからがありました。
これが旬の女優ってことなのね。
お互い惹かれ始めて当初の企みも崩壊しちゃうんですが、騙されていたと気付いて、マジック使っていつのまにか椅子に座ってた!という場面は傑作。
騙して痛い目にあわせて反省させようって話は好きではないので、先に見破ってよかったよかった
しかし、高慢な男はプロポーズまであんなかね
ローワン・ジョフィ監督作 『リピーテッド』
逃げるニコール・キッドマンが開けたクローゼットにアイロンが見えた時思わず言っちゃいましたよ、それは痛すぎるーそれで殴るのヤメテーと。
フーダニットのサスペンスですが、マーク・ストロングが怪しげな目つきで演じるものだからギリギリまでどう転ぶか分かりませんでした。
こちらもコリン・ファースには珍しい役柄ですが、それが功を奏しています。
子供を亡くした話しをする時の辛そうな表情とか、妻を背にして密かに涙を流す表情なんてね、さすがに巧い。
もうコリン・ファースが夫だっていうならそれでいいじゃないのーでしたわ。
私ったら、いつからニコール・キッドマンがこんなに魅力がないと思い始めたんだろう。
レッドカーペット以外見るべきものが無い。