2016年 07月 22日
ダン・トラクテンバーグ監督作『10クローバーフィールドレーン』
ミステリタッチのSFって、風呂敷広げることに執心しすぎて結末が萎んだりすることがありますが、結末もなかなか良かったんではないでしょうか。
宇宙人襲来という昨今流行りのテーマに、監禁のサスペンスが盛り込まれて、その男(ジョン・グッドマン)の正体が徐々に判明していく過程が面白かった。
第一、あのシュエルターが自分の為とはいえ快適に出来ているので、そこで怪しさが軽減されちゃう。
出たいと訴えるミッシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)をなぜ阻むのか、いいひとと見せかけてやはり怪しいんじゃないかとちょこちょこ惑わせるのがね、演じるJ・グッドマンの巧みさもあって緊迫感がありました。
ジュークボックス前のあのダンスがね、また油断させるわぁ
酒瓶1本でUFOを破壊しちゃうってのも、ウイルス感染させる以上に乱暴ではありますが、まあいいか
主演のウィンステッドって、『ダイハード・ラストデイ』の時とは別人のように魅力的。
大きな眼は危機感や恐怖が効果的。
避難ではなく、さらに闘いに挑む決意の表情も力強かった。
バトンルージュって地名はなんだか、忘れた頃に出てくる気が・・・