2017年 10月 17日
大友啓史監督作 『ミュージアム』 wowow放映
それに なによりですねぇ
犯人の中の人がシークレットになっていて、さまざま憶測が飛び交うもんですから、私も「あの人」なんじゃ?左手で銃持ってるし声がセンセイと被ってるけど一番お客が呼べる意外なキャスティングでいいんじゃない?と思い込んでいたもんですから
勝手に少々物足りなくなっている自分がおりました。
雨で煙った映像はさすがに大友作品らしくて面白い。
いくつか強烈に印象的な構図もあるんです。
しかし、よくよく考えると、ツッコミどころも多く。
例えば、西野刑事が屋上の淵に立たされて犯人に掴まれたネクタイが命綱でギリ立っている、という場面。
犯人の無感情に殺人を犯せる異常性が出てこれは面白いと思ったのですが・・・
いやまて足首を縛られていようが、あれ、自分で足を前にズルッと落とせばいいだけじゃないですか?腰やられるかもしれませんが。違いますか?ダメですか?
犯人のお宅に乗り込んで対決となってからの展開が全部想像がついてもたついてショッキングでもなくて、台無しにしていました。
つくづく『セブン』はトラウマになるほど強烈だったと、改めて思わせてくれた作品でした。