2017年 12月 30日
ライアン・ジョンソン監督作 『スターウォーズ 最後のジェダイ』
オープニングのジャーンって音も、ちょっと吹替版より大きい気がしました。
やっぱりあの冒頭の、手前から奥に解説文が流れていくのは英文で見たほうが、スターウォーズらしい。
ようやくスターウォーズを見た、という気がしました。
ドーナル・グリーソンが登場から、私の知ってる数少ない彼らしいキャラでした。
しかし、ハックスをこうイジるとは・・・意外。
スターウォーズは、選ばれし者の物語ですが、今回は無名の戦士たちが登場するので、まるで『ローグ・ワン』。
戦闘機や戦艦が瞬間移動でシュパッと現れるところもね。
最初の場面でペイジが身を犠牲にしてまでも攻撃しますが、数多くの無名の戦士たちの犠牲があったことを明確に表現するところも、引き継いでいるように感じました。
ローズ大活躍。
ベニチオ・デル・トロの飄々と惚けた得体のしれない感じ、面白い。
時間がない!と急かされての、「へ?」みたいな表情、傑作です。
ルークが感じ取った、レンのダークサイドはどのようなものなのか。
アナキンのように具体的に描かれないので、果たしてほんとうにルークが恐れるほどだったのか
いまひとつ解明されていないような・・・
とりあえず2年後の第三作目を待ちましょうっと
キャリー・フィッシャーは、観客の前にレイア姫として生まれ、レイア姫として去っていったことになります。それは満足のいく女優人生ではなかったかもしれません。
しかし、王族であり将軍であるいう気高さとリーダーシップを併せ持った役柄には、どんな演技技術も追いつけない生来の質が生かされ、まさにはまり役でした。