2018年 03月 06日
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督作『パーティーで女の子に話しかけるには』
感想を頭の中でまとめて、こんなに日が経ってしまいました。
70年代が舞台となると苦手な感じになってるんだろうなぁと、あまり見る気も起きなかったのですが、時間的にこの作品しかなくて。
それに、主演が「夜中に犬に起こった奇妙な事件」でエミー賞を獲ったアレックス・シャープなので、このひとの芝居なら観てみたいと思ってはいました。
集会してる宇宙人がいかにも70年代のサイケデリックな様相。
ロンドンの寒々とした風景と対照的。
その薄曇りの寂し気な飾り気のない風景を、宇宙人ザンが、魅力的みたいに言うのが、一番この少女の得体のしれなさを感じさせました。
故郷の星はいったいどんなんなの?
宇宙人の生態の描き方も、70年代の映像作家が創造しそうでした。
なんだか、『プリズナーNo.6』なんかのね、あの奇妙な世界観を、パロディにした感じ。
前衛的すぎてワケワカンナイ。
それが余計にキモチワルイ。
ただ、やはり
ラストのアレックス・シャープの表情は惹きつけるものがありました。