2018年 04月 17日
フランシス・ローレンス監督作 『レッド・スパロー』
んじゃ、痛そうだなぁそうゆうの面倒くさいかなぁと敬遠していましたが見てしまいまして。やっぱり痛かったです。
最初っから、わっわー酷いことになってるーイッターイ。でまた痛い痛いってーヨクワカンナイケド痛いってーの連続。
トラウマになるってほどではありませんけど。
なんだか時代錯誤的にも感じてしまいましたが、ロシアの工作員っていまだにこんなって印象ということでいいんですかね。
ド派手に目立ちすぎて世界中に存在バレバレなイーサンやあっちこっち壊しまくって事故起こしまくってそのうち一般ニュースに顔写真出そうなあれやこれやよりはリアルに作られていますけど。
ハニートラップ育成っていいますが、肝心なのはもっと心理的に操れる技術なんじゃ?
どんな危機にも次の手を考えられる冷静さを養うことなんじゃ?
ランプリング先生に申し訳ないような。
まぁ、主演女優さんありきの作品ということなんでしょうね。
いろいろな場面を見せようと。
決断も早く機転が利いて肝の据わったところは、ジェニファー・ローレンスには適役。
突然スパイ活動をさせられることになった女性が米ロ両国を手玉に取るなんて、ジェニファー・ローレンスにしか出来そうにありません。
ジェレミー・アイアンズが出てちゃ、絶対このままじゃ終わらないだろうから、探している「モグラ」は彼だと気付いちゃいますね。
ドミニクの伯父役マティアス・スーナールツの風貌が国家元首そっくり過ぎて、いいのかしらとなんだか心配になっちゃうほどでした。
ラスト、ドミニクが真に狙っていたものがどんでん返しとなっていましたが、やはり一番大切なものを守ったのだから納得なような。
これがエピソード0となるのでしょうか。
これほど心身ともに鍛えられたのだからこれで終わりでは勿体ないし、まだ何かを秘めているような冷たい表情からは、まだ復讐の矛先は向けられたままのようで。
今後祖国に留まるのかも気になるところ。
目線の高さくらいのとこに鍵穴の付いているアパートのドアを開ける場面が多くて、なぜだかとっても印象に残りました。
音もね、ガシャッガチャガチャガシャッバタンとご近所迷惑なほどで。