ジョージ・クルーニー監督作『サバービコン 仮面を被った街』

d0109373_22495419.jpgコーエン兄弟、どうも苦手なんですけど、見てしまいました。

あの時代の理不尽な人種差別に、白人たち全てが愚かに見えます。
保険金殺人の隠蔽のために我が子すら手にかけようとする男は、隣家のアフリカ系アメリカ人一家が受けている被害など無関心。
最初に強盗が入ったとダイニングに集合させられた時は、お隣の少年と遊んでいたことによる嫌がらせなのかと思ったんですよ。

息子ニッキー役のコの表情がきれい。
驚く表情も多彩。
翌朝、パジャマから着替えて何事もなかったかのようにTV見てる図はゾッとさせました。
暴動も治まって平穏な日常が戻ってきたかのように、お隣の少年とキャッチボールを始める。
ふたりの間には低いけれど柵があったことは、それぞれの家の問題からは逃れられないこと、お互いに越えられそうだけれど隔てるものが在り続けるってことなんでしょうかね。

救いなのは、被害一家三人が毅然として品格があるところ。
息子くんも聡明そう。
奥さんもスーパーで買い物を拒絶されようが、毅然としている。
拒絶したのはスーパー側ではなく、お客さんのほうであるように見えます。
平然と洗濯物を干している目の前で大騒ぎして嫌がらせをしている住民たちがいかに愚かであるか。
ご主人のほうはまったくセリフがありませんが、奥さん同様に品もあって、「私はミスターティッブスと呼ばれている」って言うかと思っちゃいました。


映画
by august22moon | 2018-05-24 23:00 | 映画 | Comments(0)

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