高畑勲監督作 『かぐや姫の物語 姫の犯した罪と罰』日テレ放映

d0109373_2252087.jpg見応えのある作品でした。

ジブリ作品といえば宮崎作品の印象が強いのは興行成績によりますが、こうゆうオリジナリティー溢れる画風は、興行的には厳しくとも、後世に残る芸術作品。
採算度外視でも作品を生み出せるのもジブリなればこそ、なのかも。




たいへん画期的な作風ですが、ボイスキャスト当て描きの顔立ちというのも画期的。
特に田畑智子さん演じる女童。お顔はデフォルメされているとはいえイメージそのまま。
ちょっと「ポニョ」入ってますけど。
発声も幼さに合わせて、見事でした。
立場上必要最低限しか喋らないのですが、常に姫の心身に寄り添い、出過ぎず、周囲にまで気を配るようすに、お付きとしての才覚を備えているのが表されています。
戦おうとする肝の据わったとこも凄いけれど、武器では太刀打ちできないと早々に悟って、情に訴えればと思いつくのも凄いぞ童ちゃん。

姫が裳着の支度する間、後ろに付いているんですが、道具箱を持って右手へはけた女官を目で追ってそちらを向いたままにするという、なんとも細かい演出で活き活きと存在させています。
(その浅黄色の着物の女官に隠れちゃっている画しか見つからなくて残念)
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それにしても、日本のおとぎ話ってファンタジーを超えて完全にSFだと改めて思いました。
浦島太郎にしてもそうですが。
竹取物語は謂わば・・・第五種接近遭遇ってところでしょうか。
ひとの想像力って凄い。


by august22moon | 2018-06-17 23:00 | 映画 | Comments(0)