2019年 02月 20日
ロブ・マーシャル監督作 『メリー・ポピンズ リターンズ』
64年版を見ていないんですが、有名な作品ですから、だいたいのストーリーは知っていました。
初めて、明るい表情のエミリー・ブラントを見ました。
ツンとおすましした表情も、とても素敵。
雲間から傘をさしたメリー・ポピンズが舞い降りてくる場面は、ちょっと感動的。
群衆ダンスはとてもダイナミックでスピーディー。現代的な振り付け。
20年後という設定ですが、家族関係や父親の勤務先の銀行とのいざこざなど、前作を踏襲していて、メリー・ポピンズらしい、なんら裏切ることのない流れなんですが。
バンクス家の問題を描いている場面が長い気もして、もっとメリー・ポピンズの魔法が見たかったかな
頭取役のコリン・ファースも、バンクス家に対しては悪役ですけれど、スマートでかっこいい。
ディック・バン・ダイクの元気なのにビックリです。
この作品が64年から引き継がれていることを示すためには不可欠だったと、エンディングのメロディーを聞きながら気づきました。
なんとなく物足りないと感じるのは、あの有名な劇中歌がそのまま聞かれないこと、かなぁ
似た曲が作られていて、それはとても合っているんですけれど。
オリジナルを見ていないから、スクリーンで聞きたかったというのもあります。
なんやかんや言っておりますが、ともかく、新しいメリー・ポピンズが生まれたことは、喜ばしいこと。
世界にファンタジーは必要。