2007年 02月 27日
第79回 アカデミー賞
『ディパーテッド』がオスカーとは、ちょっと意外でした。
外国映画のリメイクであることを忘れさせるような、オールスターキャスト。
『インファナル・アフェア』ファンは見比べてしまうでしょうが、私は、魅力的なキャストで『インファナル・アフェア』とは別作品の感覚で観ました。
それでもオスカーにはリメイク作品であることがネックになるのでは?と思い、『バベル』あたりがゴールデングローブに続き受賞するんじゃないかと思ってました。
At last!という感じのスコセッシ監督は、封筒をダブルチェックしてくれなんてはしゃいで。前回はかなりショックを受けてたそうですし、めでたし、めでたし。
コッポラ・ルーカス・スピルバーグにコメディーチックなスピーチさせて、
「僕、貰ってないよ」には、もう爆笑でした。
それにしても取れませんね、ディカプリオ。悲運。
GG賞は2作品ノミネートされても取れなかったし。上手いことは折り紙つきなのですから、こうなったらアクションものより、文芸作品・コスチュームもので勝負してはいかがでしょう。
その年の他のノミニーにもよりますが・・・。デ・ニーロ、D・ホフマンクラスの超演技派久々ノミネートとぶつかっちゃったりしたら・・・・。
F・ウイテカーの震えながらのスピーチも感動的でしたが、
H・ミレンの「I’ll give you the Queen」とオスカーを掲げるのも、かっこよかった。
女優たちの、うっとりするようなドレス姿は、今年も『La chambre verte』さんが
ご紹介してくださっているのを、昨年に続いて楽しみに拝見しました。
昨年、シャンパンカラーのドレスが素敵だったナオミ・ワッツ。インタビューでは皆ひとりで写させるのに、なぜよりによってニコールと並んじゃったんでしょう。
しかも、アカデミーでは淡い色合いのドレスを選ぶことが多いニコールの目の覚めるような真紅は、以前カンヌでも赤系を着てましたが、いや、もう圧巻。
なにを着ても圧巻ですが(笑)
02年かな?薄いピンクの花びらを重ねたようなシャネルのドレスのほうが、好きかな。
GG賞では、レース?のブラックドレスで、可愛い大人の装いだったケイト・ブランシェットは
裾とショルダー部分に技アリのドレス。煌き具合も素敵。
・・・と、今年も「素敵」連発、うっとりの一夜だったのでした。
実はピーター・ジャクソンとマイケル・ムーアを間違えそうなのに、また似た人が、会場にいて混乱。(「パンズ・ラビリンス」デル・トロ監督)