2007年 04月 01日
ジェームズ・マンゴールド監督作 『アイデンティティー』
この映画の面白さを説明するとそのままネタバレになっちゃうので
難しいんですよね。
公開当時、もどかしい気持ちでとにかく面白いから観て!と薦めたら
わが地元ではなんと1週間で上映終了。
初めはなぜかエドワード・ノートン主演と勘違いしていて
映画が始まってから、ジョン・キューザックじゃん!
なぜ勘違いしてたのかいまだに謎である。 妹曰く 「単なる大ボケでしょ」 とほほ
(そういえば、ノートンが二重人格者役「真実の行方」は当初ディカプリオがキャスティング
されてたんですよね。)
多重人格者演技を見せられるのは苦手ですが、この映画は、どんでんがえしがあって
観客が最後に多重人格者だったと判るという手法でおもしろく観ました。
・・・でも 誕生日は別々じゃないのかなぁ まあ、どこかで気付かなきゃいかんしね
『ビリー・ミリガン』を読んだ人なら、この結末は楽しめるんじゃないでしょうか。
ビリーの場合、意外な人格が殺人犯だったのと同様
意外な人格が犯人だったという結末。
主題とは無関係ですが、傷をソーイングセットの糸(!)で応急処置する場面があって
モーテルの支配人が、ベージュの糸があったらよかったんだけど、なんて真剣に
言ってるトコが可笑しかった。
レイ・リオッタの怪しさが秀逸。巧い!