2007年 07月 10日
「それは私のプライバシー」
JRの駅のホームの端っこに追いやられている喫煙コーナーで一服していたら
一眼レフっていうんでしょうか、望遠レンズの付いた立派なカメラを持った高校生ぐらいの男の子たちがジーゼル車に牽引され停まっている真新しい電車を撮影し始めました。
中には三脚を使っている人も。
珍しい車両なのかな?電車のことはまったく無知なので、
あれはなんていう電車なんですか?と撮影が一段落した様子の青年に尋ねると
「小田急4000系です」
そしてまた、位置を変えてカシャカシャ!
まもなくホームには電車が入って来る時刻。
あまり撮影の邪魔をしてはいけないので、ちょうど側に来た運転手さんに尋ねました。
4000系って珍しい車両なんですか?
すると若い運転手さん
「うう~ん あんまり電車好きじゃないんで。すみません(笑)」
じゃ、なんで運転手になったんですか?
まあ、笑いながら言ってたので冗談なんでしょうね。
私鉄の車両ですし。
で、帰宅後に調べてみました。
07年9月デビューした、環境にやさしい(最近やたら耳にしますね)車両ですって。
座席スペース拡幅。走行音の軽減。90%以上がリサイクルできる。
ホームとの段差を縮小し、優先席を明確にしバリアフリー化をより一層促進した
新型通勤車両なんだそうです。
それにしても、マニア君たちの情報力の凄いこと!
ちゃんと、どの駅にいつ来るかが分かっているんですね。
雑誌「鉄道ファン」 とか 「鉄道ジャーナル」 に情報が掲載されるのかしら。
数十年前、たくさんのカメラを持った人たちが、私たちが乗るいつもの電車をホームから撮影していて。
車両が新型に替わるため最後の走行だったと知ったこともありましたっけ。
タイトルはオシム監督の言葉。
アジアカップ・カタール戦後に今の心境はと聞かれて。