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三谷幸喜演出 『コンフィダント・絆』 wowow放送

チケットはもちろん取れず、昨年の舞台中継も観られず
ようやく今回の再放送が観られました。
どうも観客席の笑い声がマイクに拾われてないなと思ったら
録画のための無観客上演(って言うのか?)だったんですね。
最後の三谷さんのインタビューで分かりました。
映画でもドラマでも生の舞台でもないものを。と提案。
生の舞台を観ているのと同じようにと、生放送で舞台を中継したりと
三谷さんはアイディア豊富。

中井貴一さんの達者さに大笑い。
実際のエピソードも巧く散りばめられてましたが
あまりにも著名な3人が三谷流のコメディーに仕上げられていて
いいの?こんな創作、と思いつつも大笑い。
ゴーギャンが料理にも色彩感覚が大事と赤いラディッシュに
バターをつけて食べるように薦める場面がありましたが、
確か映画でも、赤いトマトにオリーブオイルをかけて「君の好きな黄色いだよ」と
ゴッホに料理を作ったエピソードがありました。

友情が崩壊するのは、女性関係ではなく、その才能。
男は、なにより男の仕事に嫉妬するんですね。
嫉妬した挙句に混乱させ潰そうとして、余計に惨めになってしまうスーラ。

Franny さんが以前感想で仰っていたとおりに
「サリエリ」ですね。まさに。

挿入される歌の歌詞は「ゴーギャン、ゴッホ、スーラ par シュフネッケル」。
同一線上に並べなかったシュフネッケルの悲しさよりも
嫉妬してしまった哀れなスーラに泣けました。

ちょっと気になったのが、呼び方。
仲間なのにファーストネームで呼ばない時があるのはなぜだったんでしょう。
感情の表れでしょうか。

その後、続けて『M.I-Ⅲ』
・・・観ちゃった。
リアルタイムで「スパイ大作戦」を観ていた世代としては
パート1で既に、リメイクを謳う必要があるの?と疑問でしたので観ていませんでした。
予告で知ってはいましたが、派手さに拍車がかかって大変なことになっておりましたのね。
メンバーが車中にいる場面で、好きだった挿入曲(The Plot ?)が使用されてたことぐらいが良かったかな?
テーマ曲も好きでしたが挿入曲も好きだったんですよね。

Commented by Franny_G at 2008-03-22 22:13
どうもです♪
わたしは今日「恐れを知らぬ川上音二郎一座」見てました(笑)

中井さん、うまかったですね。私、舞台で中井さんってどうなのかしら?と思っていたのですが・・・とんでもなくうまくてびっくりでした。
う~ん、やられました。

やはり「サリエリ」ですよね、同じ感想で嬉しいです。
「アマデウス」ラストの「凡庸なる者よ!君らの罪を許そう!」 という彼の台詞を思い出してしまいました。
これも同じなのですが、スーラに泣けました。本当に切ない。
Commented by august22moon at 2008-03-23 00:25
三谷作品を観劇とは羨ましい!劇評が楽しみです。
中井さんって、器用なんですね。これからもいろいろな役を見せてほしいですね。

M・フォアマンの映画が凄かっただけに、どうしてもスーラの夭折に、サリエリの贖罪が重なっちゃいますね。
by august22moon | 2008-03-20 01:29 | 観劇 | Comments(2)

出会った本、映画の感想。日々のこと。


by august22
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