2008年 04月 16日
♪戻る旅に陽が沈んでゆく
特に終了間際の、横田さんの高校時代のお話。
遠い目で話される表情が見えるようでした。
「いまだに文化祭続けてるって」同級生に言われるというのは素敵なお話。
あの頃の情熱が続いていることに羨んだお友だちの言葉だったんでしょうね。
横田さんが参加されていた‘HHG’の舞台もセットや受付など手作り感覚の舞台ですが、
演劇未経験の方々と観客の前でのお芝居は「初めて」。
未経験とはいえ驚愕の巧さだった3人。
彼ら自身の努力もあるでしょうが、
ひとりの飛びぬけたプレイヤーが他の選手たちを引っ張って潜在能力を引き出し、結果に繋げる、そんなことを連想させました。
多くの舞台を踏んでも、「思い出深い芝居ってなると、数えるほどしかなかったりも」するけれど、今回の経験は「すごい、思い出になる」と、彼らの真っ直ぐで純粋な姿勢に感じるところが多かったようです。
プロとなってキャリアを積んだことで、「見せようと」する計算が働くようになったことを自嘲気味に、「嫌らしく汚いことを身につけて」
「誤魔化したりね、嘘ついたりね、ちっちゃい嘘をついてきたってことがね、なんかちょっと反省したね」だなんて。
豊かになるほどに忘れかけるものがあること。
観客には気づかないところで様々な葛藤があることを滲ませたこの言葉は
とても印象的でした。
でも横田さん、多分に謙遜。
最後の、金額を間違えたっていうのはご愛嬌ですね。
そうですよね~。2300円なら「おつりは要りません!」っていう長女のセリフも分かるけど、2000円でおつりは要らないとなると、5000円渡したの?3000円もあげちゃうのかい?ってヘンなトコ気になっちゃいます(笑)それほど怒ってるという感じは出ますが。
タイトルは吉田拓郎の名曲 「落陽」
ANNで、拓郎さんの「たどり着いたら~」を聴いて思い出しました。