2008年 09月 25日
中村義洋監督作 『アヒルと鴨のコインロッカー』 wowow放映
ようやく見ることができました。
原作を読んで、濱田くんならぴったり!と思いましたが、瑛太くんでは原作のイメージとは違うかなと思ったんです。
でも、タラちゃん・・・じゃない。瑛太くんの繊細でどこか儚げな笑顔で演じられると、なんだか全てオッケーな気がしてしまいます。
遺品のジャンバーを着てみるシーンは
‘河崎’を乗り移らせる儀式のよう。
独特のふわ~っとした佇まいは異邦人らしい印象に効果大。
濱田くんの演技ってほんとうに可愛いらしい。
枯野原を掻き分けて歩いて顔に草が当たってちょっと痛がるところとか
ダンボール箱の蓋を弄ぶ仕草とか、巧い。
ドルジでなくとも揶揄いたくなっちゃう。
公式HPでの監督の、彼は演技プランなどなくても、ああなっちゃうって話は笑っちゃいました。
小説だからこそトリックが判明する場面が面白いのに
映像ではどうするんだろうと期待していました。
巧く現わしていましたね。ああ、別にコレでいいんだと納得。
それにしても。瑛太くんにしても濱田岳くんにしても松田龍平くんにしても
どこか寂しげな男たち。