2008年 10月 06日
宮崎駿監督作 『崖の上のポニョ』
「ようやく観ました」が常套句になりつつあります。
まだ上映してたの!?と思われそう。
色鉛筆で描かれた温かみのある背景は新鮮ですね。
冒頭の空の絵で、この映画は『千と千尋~』とも『もののけ姫』とも異種であることが突きつけられるようです。
それでも、嵐の中を風に煽られながら走る態勢とか、子供らしい動きは絶妙にリアル。
圧巻です。背中にさえ命が通っている絵です。
ポニョが波の上を走っている絵は思わず笑みがこぼれます。
ん~正直なところ、お魚の時のポニョの絵はちょっと苦手でして。
進化途中なんて、尚更。
ジブリ作品には結構、見るのに我慢が必要となるキャラクターがあるんです・・・(苦笑)
人魚姫のおはなしが元とはいえ、
現実の逃れられない問題も避けずに描くのは今のジブリには不可欠。
でも。異種婚礼譚などと味気ないこと言いっこなしですね。
宗介ちゃんは優しく逞しい海の男に育ちそう。
ママも肝の据わった船乗りの女房だし。
さすがの上質なお伽噺でした。
フジモトだけは手塚アニメのキャラクターのように見えました。
わーくわく ちゅぎゅ ♪