2009年 06月 19日
McG監督作 『ターミネーター4』
最近クリスチャン・ベイルが気になっているので観てきちゃいました。
新シリーズは、ジョン・コナーが父親となるカイルをスカイネットに先んじて探し出そうとするところから始まります。
面白かったですー。憂さ晴らしにはぴったりです。
最初のうちは、あまりにも視覚・聴覚への情報量が多すぎて、わーもうなにがなんだかーって感じでしたけど(笑)
コーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」をイメージしたと言われる、
荒涼とした‘審判の日’以降の風景は妙にリアルでした。
最悪だった『3』に比べ、大迫力シーンの連続。
スカイネット対レジスタンスの戦争映画になってました。
レジスタンス本部が潜水艦にあるなんて!
(レーダーモニターに日本列島が!)
スターウォーズ的チェイスあり「地獄の黙示録」的ナパーム攻撃あり。
「トランスフォーマー」な捕獲ロボあり。
シリーズファンへのサービスも満載。
J・コナーにI'll be back なんて言わせちゃうし。
シュワちゃんまで登場するなんて。
『2』の製鉄所を思い出すシ-ンもありました。
青年時代のカイルは女子好みな風貌のマイケル・ビーンでしたから
カイル役の少年には、目が厳しくなっちゃいます。
でもま。いいかな。
妹分みたいな女の子がカイルと行動を共にしています。
ローリン・ヒルの子供版みたい(笑)
このコが足手まといになるどころか大事なところで悉く機転がきいて、イイ仕事するんですよー。
君こそ未来のサラ・コナー、みたいな。すごいぞスターちゃん。
ちょっと驚いたのが、ジョン・コナーがヘリで逃げる場面。
飛び立ってから撃墜されるんですが、ひっくり返ったヘリから這い出すまでがワンショットだったこと。
カメラもちゃんとひっくり返った後にくるんと元に戻してたし。
あれ、どうやって撮影したんでしょ。
最初横向きのC・ベイルに、すっごい緊張感を感じたんですが・・・。
スカイネット社の非道さを表すマーカスという存在も、面白かったです。
シュワちゃんのT-800が、感情というものを理解してもヒトにはなれない「潜入型」でしたが、マーカスは自覚のない哀しい「潜入型ターミネーター」。サム・ワーシントンが巧い。
who are you?とコナーに問われ、I don’t know と答える声が悲しい。
初めてマーカスの正体を見た時のジョンの表情は、遠い日に心を通わせたT-800に思い馳せたような写し方に見えました。
捕虜の縋る眼差しに応えたりと、その人間性を細やかに表現させてます。
なんか、クリスチャン・ベイルが演じると‘深い’気がしちゃうんですよね。
シュワちゃん出てきて、これは三度目の再会ってことなのに、そこに一瞬でも回顧する表情があったようななかったような・・・。そんな暇なく攻撃されてて残念。
あんなに別れ惜しんだのにね。
This is Jhon-connor ・・・・
ラストのJ・コナーのナレーションもカッコ良かったです。
どおしましょ テーマ曲が頭から離れません(笑)