2018年 11月 10日 ( 1 )

ブライアン・シンガー監督作『ボヘミアン・ラプソディ』

d0109373_23214947.jpg初日を見てきました。

いや~待ちました。待ちすぎて、ほんとうに企画進んでるの?と訝しくなり、遂には諦め気味に。
ですから完成が報道されて公開日が決まると、その日を指折り数えていました。
前にも申したかと思いますが、クイーンの来日公演を武道館へ見に行ってるほどのファンでしたので。仕事中からソワソワ。
初めてです。ドキドキして映画館へ向かうなんて。

この作品はクイーンというよりフレディを描いているので、総じて3人はエピソードでその人となりを紹介しているに留まっています。
ロジャーファンの私にとってはきっと物足りなくなると覚悟はしておりました。
俳優さんもまったく似てないし。ボブ・ゲルドフさえ似てたのに。
Dr.メイとジョンが、本人じゃないのってほど激似でしたのでね、余計に。
演奏時の動きまで同じなんですもの。
可愛いだけじゃないのよ、ロジャーはぁ
(予告編にあった猫と戯れる場面、ないじゃん!)
ファンだった頃は、情報量が極めて少ない時代。ミュージックライフの記事くらいしかない。
ですから、知らなかったエピソードが見られると楽しみにしてました。
ブライアンとロジャーが製作に関わっているんだから、多少盛ることはあっても、創作はないでしょうし。
キレてキッチンのもの投げまくって、ブライアンとジョンに、「コーヒーポットはやめろ!」とすかさず窘められるなんてのを知れたのはちょっと嬉し。
あのお二人はそうゆう風に、宥め役だったんだろうなぁ
「ガリレオフィガロって誰だよ」も、きっとホントに言ったんでしょうね。
似てないから事実に思い難いけど。
ドラの打ち方はねぇ、ちょっと違うかなぁ
日本公演では、打った後に観客側に向き直ってから、肩越しにバチを投げ落としてたりしてたんですよね

いやしかし、ラミ・マレックは頑張ってくれました。
誰であれ実在の人物を演じるのは難しいことでしょうけれど、ラストのウェンブリーでは、もうまったく違和感なくて。再現力が圧巻。
ステージングだけでなく、揺れ動く真情の表し方も素晴らしかった。
土砂降りの雨の場面は、心身のバランスに悩む姿が哀しい。
暴露インタビューのTVをひとりで見ている姿も、世界の瓦解を静かに迎えているよう。
あのプライドの高いひとが、こんなに苦しんだなんて。
ママに約束した投げキスも、まるで人生への別れのキス。

感動とか号泣のラストなんて宣伝が煽っても、泣くまではないと思っていたんです。
ところが。冒頭の20世紀FOXのファンファーレが、ブライアンのギターじゃないですかっ
しかもフレディの声まで。なんて粋なプレゼント。
もうそこで、じわ~っと来ちゃいました。
そのせいなのか、スローモーションでフレディーがスタジアムへ向かう後ろ姿を追った、冒頭の場面でもう既に泣きそうでした。ラストどころか。

フレディがメンバーに病気を告白する場面は、エモーショナルにせずストレートに描いて、ストレート過ぎて、むしろ平凡な演出ではあるんですが、なぜか涙が流れちゃって。
ロジャー役のベン・ハーディはそれまで特に印象的な芝居もない(やりようがない)んですが、この時の驚いた表情がとても良かった。
ルームシェアして、一緒に古着屋やってたくらい親しかったんですもんねぇ
晩年のフレディのことを語って堪え切れず泣いちゃったインタビューも過ったかなぁ

ライブエイドで、音量を勝手に上げたというエピソードは、ちょっと驚き。
巨大スタジアムに相応しい歌唱力とサウンドであることを示すことになった。マネージャーグッジョブ。

セットリストも、フレディの心境に合致している歌詞ばかりで、切ない。

アップ映像がやたら多くて気になったけど、いい作品に仕上がってました。
応援上映でしたら全曲歌うところですが、クチパクで我慢していました。
クイーンが大音量で聴ける日が来たことだけでも夢のようですからね。

胸がいっぱいで、興奮冷めやらずで、スマホにダウンロードした、ライブエイドでも演奏され来日公演のオープニング曲でもある高速We will rock you をリピートして聴きながら帰りました。


d0109373_22392722.jpg






映画
by august22moon | 2018-11-10 23:00 | 映画 | Comments(2)